ようやくGoogleウェブマスター向け公式ブログでも発表がありました通り、Google Search Console(以下:GSC)の全てユーザーがベータ版を少しずつ利用できるようになりました。但し、アカウント単位ではなく、プロパティ(サイト単位)で徐々に実装されているようです。
試してみた
とりあえず、プロパティ単位で新しいGSCを試しました。簡単に言いますと、旧GSCの「検索アナリティクス」の部分と「インデックスステータス」「クロールエラー」「Accelerated Mobile Pages」の部分、「サイトマップ」の部分が新しい機能とUIになったという感じです。
新GSCでは「ステータス」と「サイトマップ」が展開しており、「ステータス」の中に「パフォーマンス」という名の「検索アナリティクス」と、「インデックス登録の対象範囲」という名の「インデックスステータス」「クロールエラー」が入っています。
旧GSCにあった他の機能に関してはこれから徐々に実装されるそうです。
主だって役立ちそうな機能
まだ私もざっくりとしか使っていませんが、まず大きく有難いのは、パフォーマンス内の検証期間が過去7日間、28日間、3ヶ月間、6ヶ月間、12ヶ月間、全期間(最大16ヶ月)まで伸びたことでしょうか。今までは3ヶ月間までが限界でしたが、元々GSCの裏側ではデータベース化されていたこともあり、問題なく確認できるようになったのでしょう。
また、嬉しい機能としてはインデックスステータスにおける解説が詳細になったことでしょうか。例えばインデックスから除外されている理由として私が確認できた限り以下のものがありました。
- 代替ページ(適切なcanonicalタグあり)
- ページが重複しています(canonicalタグなし)
- ページにリダイレクトがあります
- 送信されたURLがcanonicalとして選択されていません
- クロール済み – インデックス未登録
- クロールエラー
- 見つかりませんでした(404)
- 検出 – インデックス未登録
- ソフト404
各ステータスをクリックしていけば、該当URLも確認できますが、恐らくこれも今後はより詳細なステータスを示してくれるようになるでしょう。
他にも「求人情報ステータス レポート」という機能がありますが…そもそも日本のGoogleでは求人情報をリッチ検索結果として表示していませんので、今の段階では意味ないですね。しかし、Search Consoleヘルプで和訳ページがあるということは…今後どうなるんでしょう。忙しくなりそうです(笑)。
使った感想
…まだ使いづらいです(笑)。というよりも慣れていないです。やはりコンサバティブな私としましてはフラットなデザインの新GSCよりも、以前の方が慣れ親しんでいる分、ちょっと躊躇しています。まぁでも、これも慣れでしょうし、新GSCの左カラムメニューは空白だらけですので、今後めちゃくちゃ多くの機能が実装されることに期待します(笑)。
とにかく一刻も早く慣れるよう、私自身も頑張ります!