Googleでは米国現地時間6月26日、Chromeがモバイル検索においても使いやすくなるようバージョンアップすることをThe Keywordにて発表しました。Androidでは既に利用可能な機能も多いですが、iOSでのChromeでも充実させていくようです。
Chromeの新機能
今回Googleが発表したChromeの機能は「ちょっと便利がそこにある」って感じです(笑)。マイナーチェンジながらも検索時に無意識に活用する親切なフォローが5つあります。既にAndroidでは実装済みの機能もありますので、特にiOSでのアップデートを感じやすいかと思いますが、iOSではそのままSafariを利用する人が多いのではないでしょうか? 私も仕事柄「常に大多数が利用するツールや機能を利用する」癖をつけておりまして…iPhone利用者ですしブラウザはSafari利用者でございます。ですので通常使いにおいてどこまでモバイルのChromeが有用になるか、私の実感値は低いのですが、GoogleはiOSでもGoogle製品の利用者を拡大すべく努力しているようですね。
というわけで、The Keywordでの発表記事を和訳してご紹介します。
モバイル検索に役立つChromeの新機能5つ
新しいChromeアクションで時間を節約したり、タブレットで再設計されたアドレスバーを試したり、ショートカットの候補を表示したりできます。
モバイルでの検索は、パソコンの時と同じようにスムーズであるべきだと思っています。本日、AndroidとiOSのChromeに5つのアップデートを発表し、携帯電話やタブレットからの検索がさらに簡単になりました。
1.ローカルな場所にアクセスできるChromeアクションの追加
新しいChromeアクションが追加され、ローカル企業などの検索にかかる時間を短縮できるようになりました。例えば、レストランを検索すると、検索結果にショートカットボタンが表示され、電話をかけたり、道順を確認したり、レビューを読んだりすることができます。
この機能は現在Android版Chromeにはすでに導入されており、今秋以降iOS版アプリでも利用できるようになる予定です。
2.タブレットのアドレスバーのデザインを一新
iPadとAndroidタブレットのChromeアドレスバーを刷新し、より大きな画面サイズを活かし、我々のデザイン言語Material Youにマッチするようにしました。アドレスバーを使用している際は、いつでもWebサイトに戻れるようドロップダウンの下にWebサイトが常に表示されるようになりました。
3.新しいショートカット候補
AndroidとiOSの両方のChromeに搭載された新しいショートカット候補機能は、アドレスバーにパーソナライズされた体験を提供し、ユーザーが通常入力する内容に基づいてWebサイトへのナビゲートをします。例えば、地下鉄の時刻を見るために、よく「スケジュール」と入力するのは、その言葉がサイトの説明の一部に含まれているからかもしれません。この新機能のおかげで「スケジュール」と検索すると、地下鉄の時刻表ページが検索候補の上位に表示されるようになります。
4.iOSのChromeでトレンド検索
Web検索の際に、何かヒントが欲しいですか? iOSではChromeのアドレスバーにトレンド検索の候補が表示されるようになります、Androidでは既に利用可能な機能です。
これらのトレンドは、新しいタブページからアドレスバーをクリックすると、最近の検索の下に表示されます。
5.ChromeのDiscoverフィードに新しいスポーツカードが登場
iOSとAndroidの新しいタブページにあるChromeのDiscoverフィードで、ライブのスポーツカードが利用できるようになりました。お気に入りのチームが試合をしている時、そのチームをフォローしていたり、過去に興味を示していれば試合の様子が自動的に更新されます。Chromeモバイルアプリで3点メニューを選択すると、Discoverフィードをカスタマイズできます。
引用)The Keywordより和訳
本当に検索時のちょっとした機能や気遣いという感じです。でもこうしたちょっとした機能や気遣いが大多数の利用者やユーザー満足度を上げていくのだと思います。今回の機能、Chromeの機能としてだけで見れば大した風には感じませんが、“自分たちのWebサイトでも意識すべき”機能という見方をすると、とても参考になるのではないでしょうか?
ユーザーのセッションを補助する機能という点において、サイト運用者であれば持つべき視点であると、私は非常に勉強になりました。