先日まで、海外SEO情報ブログの鈴木謙一氏が英国で開催されたBrightonSEO 2018に参加されていたようで、その中でツイートされている内容に個人的な興味がございましたので、ちょこっとご紹介したいと思います。
BrightonSEO 2018の参考情報
気になった話
まずは、以下の鈴木謙一氏のツイートをご覧ください。
Link is one of the most important ranking factors even to Local SEO. In particular, local links are critical.?
— Kenichi Suzuki ??鈴木謙一(@suzukik) 2018年4月26日
引用)@suzukikより意訳
ローカルSEOとローカルリンクについてはとりあえず置いておきまして、私のリツイートとしましては、
これは何気に重要な話では…!?
ベニスにも影響するのか気になるし、ローカルリンクというのはリンク元サイトページのIPなのかコンテンツなのか…内部リンク構造の話なのか…要検証材料です。— 清野@ふわビジ(@keyouknow) 2018年4月27日
ローカルリンクは内部リンクなのか外部リンクなのか、またリンク元サイトページはIPアドレスなのかコンテンツなのかが気になりました。この私のリツイートに鈴木謙一氏は以下のコメントをくださいました。
同じ地域でビジネスしているサイトからのリンクをローカルリンクと呼んでました!
— Kenichi Suzuki ??鈴木謙一(@suzukik) 2018年4月27日
これ、私個人として非常に興味深い話に感じました。昨今のベニス・アップデートによって、検索位置情報によるSERPsの違いは顕著になってきています。ベニス・アップデートとは無縁そうに感じる求人関連等でも市区町村単位で検索順位やランクインサイトページが異なっています。ですので、それにリンクが影響すると聞いたら考えてみたくなるものです。おそらくリンクは内部と外部の両方のことだと思いますので、私なりに道理を考えてみたいと思います。
ローカルSEOにはローカルリンク
一旦、整理してみます。
まず、ローカルSEOとは何か。単純に「キーワード+エリア」等のエリア関連クエリにおけるSEOのことだとは思います。ローカルビジネスという点ではGoogleマイビジネスも範疇になるとは思いますが、とりあえずここではエリア関連クエリにおけるSEOのことをローカルSEOと定義した前提で考えます。
次にローカルリンクとか何か、です。これには内部と外部の考え方がありますが、内部リンクの場合ですと「内部リンクでローカル(例:/tokyo/等)ページに辿り着くようなリンク構造」のことをローカルリンクと呼ぶ人もいたりします。外部リンクの場合ですと「そのエリアで展開しているサイトからの(現地ならではの)リンク」のことをローカルリンクと呼びますし、こちら(外部リンク)のほうが一般的な解釈だと思います。事実、鈴木謙一氏からも「同じ地域でビジネスしているサイトからのリンクをローカルリンクと呼んでました!」と仰っていただきましたので、ここでのローカルリンクは「そのエリアで展開しているサイトからの(現地ならではの)リンク」と定義させていただきます。
その上で、このローカルリンクについて考えてみます。この“同じエリアで展開しているサイト”とはどういう解釈なのでしょうか。Googleはこの同じエリアという解釈をサイトのIPアドレスで判断しているのか、サイト内容(コンテンツ)像で判断しているのか…。
ただ、いずれにしましても被リンクにはテーマの整合性が大事です。“発リンク=推薦”と解釈するのであれば、東京都新宿区でサービス展開しているサイトに「東京都新宿区と言えばこのサイトですよ」と推薦されれば、ランキング評価は高まるに決まっていますよね。そして、東京都新宿区でサービス展開しているサイトはやはり東京都内でのIPアドレスで運営しているはずですので、IPアドレスでもサイト内容(コンテンツ)像でも結局は同じことになるのだと考えられます。
――というわけで、ローカルSEOを強化するには、オンラインでもオフラインでも地域密着型コミュニケーションが必須になりますし、そのためにも実際に足を運んだりSNSで繋がったりして、輪を広げていくことが重要なのかもしれません。