米国現地時間8月21日、ついにGoogle Webmaster Central Blogでリンクレポート機能がロールアウトしたと発表されました。
リンクレポート
Google Webmaster Central Blogでは、リンクレポートの他に、モバイルユーザビリティレポートや設定(プロパティ設定:所有者の確認)が紹介されていますが、リンクレポート以外は全て日本でも実装済みですので説明は不要ですね。
ちなみにリンクレポートの見方に関しては、既に日本語のSearch Consoleヘルプが出来ています。
どうやらリンクレポートという1つの機能項目の中にExternal links(外部リンク)とInternal links(内部リンク)に分かれて表示されるようになるようです。また、表示される形式は従来のSearch Consoleと同じようにルートドメイン単位でグループ化されるようです。
- サイト内のページは正規URLを使用してグループ化されます。つまり、アンカータグと一部のパラメータが除外されてからグループ化されます。
- 重複するリンクは統合されます。重複するリンクとは、すべてのパラメータが削除され、他の正規化が完了した後、同じソースURLから同じターゲットURLへと移動するリンクを指しています。リンクテキストレポートにおける重複は、URLではなくリンクテキストに基づきます。
- 表の行数は1,000行に制限されているため、大規模なサイトやリンク先が多いサイトではデータが切り捨てられることがあります。
- リンクレポートでは「サイト」という用語が使用されていますが、データは実際にはルートドメインによってグループ化されます。プロトコル(http / https)、サブドメイン(m.、www)、サブディレクトリは取り除かれ、まとめてグループ化されます。
- グループ化されて表示される際にTLDは省略されません。
- 外部サイトやリンクとは、現在のプロパティの外部にあるものすべてを指します。
引用)リンクレポート – Search Consoleヘルプより抜粋
この辺は従来の機能表記方法と変わりませんね。また、被リンク順序は発リンク数の多いルートドメイン順に表示され、そのリンク先となる自サイトのページURLも分かります。また被リンクの最も多い順に自サイトのページも表示されます。これも今までと同じかと思います。
では、何が今までと違うのか――今回の新Search Consoleでは、アンカーテキストが多い順に表示される機能があったり、被リンクページとなるURLから逆引きしてリンク元サイトが分かったりするようです。要は被リンクを確認する切り口が多様化したのだと思われます。
内部リンクに関しましては、ここの説明だけではどこまで新しくなるのかは分かりませんが、あまり変化は見受けられなそうです。リンクデータのダウンロードも従来通り可能で、サンプル数は最大100,000件までのようです。この数字も従来と変わっていませんね。
ちなみに、新リンクレポート機能では若干被リンク数値が下がる傾向があるとのことです。
待ち遠しい
新リンクレポートがどこまで使い勝手が良くなるのか、実際に触れてみないと分かりませんが、ロールアウトが始まったようですので、もう少しで使えるようになってくるのではないでしょうか。
楽しみですね♫