英語版のみですが、Google検索で知らない単語や難しい単語を検索した際、関連する情報の通知を設定できるようになりました。米国現地時間10月21日にThe Keywordにて案内されていますので、和訳してご紹介します。日本に導入した際、ちょっと捻ればSEOにも使えそうですので取り上げておきます。
辞書機能からの活用
Googleアプリで辞書機能内にあるベルのマークから設定することでその検索ワードに関する関連情報や語源等が毎日通知される機能を実装したとのことです。今後もっとブラッシュアップするようですが、まずは英語版で実施しています。
毎日新しい言葉を学ぶ
結婚式の誓いの言葉を用意する時にそもそも「愛」とは辞書ではどのように定義されているのか知りたい、他にも新聞記事で知らない単語を見つけた時にその意味を知りたい等、人々は毎日のように言葉の定義を調べるためにも検索を利用しています。新しい言葉の意味を理解することは、日常生活で情報量を増やすのに役立ちます。Google Trendsによると9月に世界で最も検索された英語の定義は、「内向的な(introvert)」と「高潔(integrity)」でした。そこでGoogleでは、言葉の定義を知るだけではなく、好奇心を刺激するような使いやすい新機能を実装しました。
スマホのGoogleアプリで登録すると、新しい単語とその単語の背景にある興味深い情報通知を毎日受け取ることができます。例えば、「後援者(benefactor)」という言葉は、ラテン語の「bene facere(良いことをする)」に由来していることだって知ることができるでしょう。
登録には、例えば「セレンディピティの定義」のように、任意の英単語の定義を調べ、右上に表示されるベル形のアイコンをクリックします。
現在、この機能は英語でしか利用できませんが、英語学習者と英語利用者に適した単語が用意されており、近々、その各難易度も選択できるようになる予定です。それによって、語彙力を上げたり、語学力を向上させたり…面白い単語や語源を覚えて、友達に自慢することができるようになるでしょう。
引用)The Keywordより和訳
新単語や難しい言葉等からビジネスチャンスに繋げられるか
本機能はあくまでも英語版ですので、日本語版が登場するかは現時点では分かりません。しかし、日本語版が出たら新しくリーチするチャンスかもしれません。
新しいバズワードや難しい概念等は常に生まれますよね。ユビキタス、カタルシス、2.0、カスタマージャーニー、D2C、リードナーチャリング、ノーコード、SDGs、サステナブル、クラウド、ワーケーション等…歴史を振り返っても色々なバズワードが登場してきました。そしてこれらは数年のうちに消えていくワードかもしれません。しかし、こうした言葉は一時的に大量に検索されます。その際に、こうしたワードの遍歴やそこから派生したサービス内容、文章を考察したWebページがあれば、今回の機能から新しい層にアプローチできるようになるかもしれませんね。特にB2B系はチャンスだと思います。検索の辞書機能から派生して新しく設定ユーザーに表示させられるような有用な記事を作れるようになれば新しいビジネス機会を作れるようになるかもしれませんね。