Googleのリッチリザルト化対象となる構造化データの種類を参照するページ「Google検索デベロッパーガイド」があるのですが、ここに種類が追加されたので…というよりも、かなり前から対象となっていたベータ版の構造化データの種類がようやく日本語版としても記載されるようになったので、ご紹介しておきます。
Google検索デベロッパーガイドの構造化データの種類
まずGoogle検索デベロッパーガイドのページをご覧ください。[参照]の中の[構造化データ]に進むと、デフォルトでArticle(記事)の構造化データページになってしまいますが、サイドバーにリッチリザルト対象となる構造化データの種類が一覧で表示されます。
ここは常時追加されたり、削除されたりと、変更が起きるので頻繁に確認しておくと良いでしょう。飽くまでも日本語版ページでして、ここに新しく登場したからといって機能としてのリリースしたのではなく、日本語版として記載されるようになっただけのケースが多いです。
そして、今回この日本語版ページに追加確認されたのは以下の種類です。
- COVID-19(新型コロナウイルス感染症)に関するお知らせ:現在開発中だがマークアップしておくことは可能
- Google画像検索の画像ライセンスのメタデータ:今年の2月に導入されており、現在開発中だがマークアップしておくことは可能
- 職業訓練:2018年末頃から導入しているが、現在米国でしか対応していない
- 読み上げ:2018年夏頃から導入しているが、現在英語圏のみの展開で開発中。マークアップが多くなった言語や国で順次対応予定
新型コロナウィルスに関する構造化データは新しいですが、それ以外は米国や英語圏で導入済みであるものの、日本では未対応ばかりです。ですので、今日本語版で追記されたところでリッチリザルト化は期待できません。とはいえ、マークアップはできますので、きたるべき時に向けて余力があればマークアップしておいても良いかもしれませんね。
ちなみに、画像ライセンスとは著作権元の明記や使用有無等に関する情報をマークアップ、職業訓練とは職業訓練プログラムをマークアップ、読み上げとはGoogleアシスタントで音声として読み上げてもらいたいテキスト箇所をマークアップ、というそれぞれの特徴があります。
リッチリザルト化を期待する構造化データを知りたいなら
このように、このGoogle検索デベロッパーガイドのページを見ればリッチリザルト化を期待する構造化データの種類が一目瞭然ですので、コーダーの方は常時チェックしておくことをオススメします。
ちなみに構造化データの種類だけを知りたければ、schema.orgで確認すれば大量にあることが分かります。ただ、私は飽くまでもGoogleでリッチリザルト化する(可能性が高い)構造化データのマークアップの種類を中心にご紹介していますので、そこは混乱なきようお願いします。