GoogleはSearch Consoleにおけるインターナショナルターゲティングのレポート(新UIになる以前からあった機能)を2022年9月21日をもって終了する旨を発表しました。「まぁ、一般的には別にもう要らんよね」って話です。とはいえ、設定方法はどうするの? 他の確認方法は? などの疑問もあろうかと思いますので、今回はサクッとご紹介しておきます。要は「どの国」に向けて「どの言語」で記載されているWebサイトか、それがGoogleにどう伝わっているか確認するレポート機能です。
The International Targeting report has been deprecated, and will be removed from Search Console soon. We continue to support hreflang and our recommendations for managing multilingual and multiregional sites still stand. https://t.co/yz4lsHhXhO
— Google Search Central (@googlesearchc) August 24, 2022
引用)@googlesearchcより和訳
インターナショナルターゲティングって?
Google Search Console内に以前からある機能で、今のUIデザインですと[以前のツールとレポート]に格納されている項目です。以下のように、設定しているhreflangの識別状況を確認し、対象となるユーザー地域を指定(gTLDに限る設定)することができます。
ちなみにここでのインターナショナルターゲティングの設定方法については、Search Consoleヘルプがあるのですが、いずれ無くなると思うのでキャプチャにて以下紹介しておきます。「あぁ、こんな感じで設定できたのね」程度の解釈で良いかと思います。
今後は?
今回のこのインターナショナルターゲティングレポートの廃止にあたり、この機能は不要だとGoogleが判断したのだと思います。最近は海外へのSEOについても盛んになってきましたが、そもそもGoogleが推奨する設定方法がGoogle検索セントラルに(日本語で)公開されていますのでそれを参考にすれば完璧ですね。
- 多地域または多言語のサイトのトピックの概要:Webサイトが他の国にも対応していたり、他の言語でも記載されている場合、Googleに「重複コンテンツだ」と思われずしっかりと理解してもらうために行うべき概要。
- 多地域、多言語のサイトを管理する:多言語とは何か、他地域とは何か、それをGoogleにはどうやって伝えるべきか、それをユーザーにはどうやって伝えるべきか、のメカニズム。
- ページのローカライズ版についてGoogleに知らせる:言語や対象地域が異なるページであることをGoogleに伝える方法。
- Googleが地域対応ページをクロールする方法:Googleが地域別のクローラーで対象ページをクロールするメカニズムを解説。
これらを確認いただければ、自分のWebサイトを海外のどこにどの言語で表示するかに合わせた設定が分かるようになるでしょう。この設定が出来ていれば問題無いのですが、インターナショナルターゲティングのレポートがない以上、設定が上手くいっているか他の確認の仕方を知りたいですよね。一応Googleでは、「ページのローカライズ版についてGoogleに知らせる」のページ最下部にサードパーティ制ツールを紹介しているので確認してみてください。
そもそも、海外でのSEOはどうすれば良いの?等がございましたら、私含め、お近くのSEO専門者(専門社)に聞いてみると良いでしょう。自力は結構骨が折れますので…(笑)。