Googleは米国現地時間の1月11日、Search Central BlogでSearch Consoleのインデックスカバレッジデータを改善したと発表しました。日本語版はまだですので和訳してご紹介します。
Googleからの発表内容
Search Central Blogでは以下のように案内されています。
インデックスカバレッジデータの改善
Googleがどのようにサイトをクロールし、インデックスしているかをユーザーの皆さんに理解してもらうことは、Search Consoleの初期の頃からの主要目的の1つでした。新しいSearch Consoleを立ち上げた際には、登録プロパティの中で、Googleが訪問または訪問を試みたURLのインデックス状態を表示するインデックスカバレッジレポートも導入しました。
コミュニティからのフィードバックに基づき、本日このレポートを大幅に改善し、Googleがページをクロールしてインデックスするのを妨げている可能性のある問題について、より詳細な情報を提供できるようにしました。今回の変更点によって、従来の問題点をより正確に指摘することを主眼としており、より簡単に問題を解決できるようになるでしょう。変更点は以下の通りです。
- 一般的な「クロールエラー」という項目の削除 – すべてのクロールエラーにおいて、単なる表示ではなく解決に向けた詳細を表示するようにします。
- (XMLサイトマップの送信はされているが)robots.txtによってブロックされつつ、URLだけインデックスされたページは「サイトマップ送信されていますが、ブロックされています」(エラー扱い)ではなく「robots.txt によりブロックされましたが、インデックスに登録しました」(警告扱い)として表示するようにします。
- 「インデックス登録済み(コンテンツなし)」(警告扱い)を新しく追加
- ソフト404レポートをより正確に把握するようにします
上記の変更はインデックスカバレッジレポートに反映されるようになっていますので、既に今まで見たことがない課題や項目が表示される可能性があります。この変更により、Googleがサイトをどのようにクロールしてインデックスするかをより理解いただけると願っています。
レポートに関するご意見は、Search CentralヘルプコミュニティまたはTwitterでお聞かせください。
引用)Search Central Blogより和訳
Search Consoleにおける従来のインデックスカバレッジレポートの中で、「エラー」「警告」「除外」「有効」ステータスで色々案内してくれていましたが、今回の仕様から「警告」中心に4つの働きが追加・変更された、ということですね。
Googleのインデックス意図を詳細に把握しやすくなる
今回の追加・変更によって、インデックスカバレッジレポートでの説明や指摘がより具体的になることで、サイトオーナーは具体的にGoogleがページURLをどう解釈しているのか理解しやすくなるわけです。その説明や指摘は前述の通り、4つのステータス毎に表示されます。詳細やすべての表示パターンに関しては、以下のSearch Consoleヘルプで確認できます。Search Consoleのインデックスカバレッジレポートが分からなくなったらこの記事と照合して解釈すると良いでしょう。
GoogleはサイトオーナーのWebサイトページをどうやってインデックス解釈しているのか、についてサイトオーナーに伝えたがっています。その方がより良いWebサイト環境を形成していけるからです。ですので、サイトオーナー側もインデックスカバレッジレポートから問題点や怪しいページを都度理解するようにしましょう。