Google Job Posting(Google for Jobs、Google求人、Googleお仕事情報…呼称がイマイチ決まっていないようですが…)における構造化データのマークアップについて、descriptionのプロパティへの記載が不充分なケースが多いようで、Google側が再度descriptionにしっかり明記するよう注意喚起していました。ですので、ここでも和訳してご紹介しておきます。私は求人系の取引先も多いので、個人的にこのページを活用しようかな、と(笑)。
どういう内容?
GoogleのJob Postingに関する構造化データをマークアップする際、description欄に充分な文章を明記していない場合、そのせいでリッチリザルト化された時にもユーザーに不親切になってしまうケースが多いようです。ちゃんとっリッチリザルト化されるためにもテキトーにキーワードを詰め込むのではなく、しっかりと意味の分かる文章で丁寧に記載してほしい、とのことです。GoogleがSearch Central Blogにて警鐘を鳴らしています。
説明欄を完全に掲載することで、求人情報をより理解してもらう
今回は、求人情報ページの改善としてdescription欄をちょっと修正いただきたい方法をご紹介します。
Google検索の求人案件の説明欄には、descriptionプロパティに含まれるテキストのみが表示されます。そのため、仕事の資格やスキル、福利厚生などの追加情報を説明欄に含めることが重要です。
以下のスクリーンショットは、説明欄が適切に使用されている事例です。この求人情報には、より多くの情報を得てユーザーが判断できるように、仕事への応募だけでなく、関連するあらゆる情報を含めています。
ここから、求人情報を完全にマークアップした例と求人情報のマークアップが不完全な例をそれぞれご紹介します:
こちらはdescription欄が完全にマークアップされた例です。求人情報のdescription欄には、資格を含む求人情報の関連情報がすべて含まれています。
{
”@context” : “https://schema.org/”,
”@type” : “JobPosting”,
”title” : “ソフトウェアエンジニア”,
”description” : “ウェブアプリケーション作成を担当するソフトウェアエンジニア。HTML、Javascript、API、リレーショナルデータベースの知識を有する者。2〜5年の実務経験が必要。”, // この記述はこの例のために省略されています。
”qualifications”: “HTML、Javascript、API、リレーショナルデータベースの知識があること。2~5年の実務経験があること。” // これはオプションのプロパティです
}
}
次に、description欄が不完全な例を示します。description欄には仕事の簡単な説明しか含まれておらず、資格についての情報はqualificationsプロパティにのみ記載されています。これを修正するには、qualifications欄のすべての情報をdescription欄にも含めてください。
{
”@context” : “https://schema.org/”,
”@type” : “JobPosting”,
”title” : “ソフトウェアエンジニア”,
”description” : “ウェブアプリケーション作成を担当するソフトウェアエンジニア”,
”qualifications”: “HTML、Javascript、API、リレーショナルデータベースの知識があること。2~5年の実務経験が必要。”
}
}
Google検索で求人を探す上でユーザーが充分に仕事内容を閲覧できるようにするには、description欄を確認し、特定のフィールド(qualificationsプロパティなど)にしか記載していなかった情報でも、すべてが含まれていることをご確認ください。特定のフィールドの情報を削除する必要はありませんが、descriptionプロパティにも同じ情報が含まれていることを確認するようにしてください。
ご不明な点がありましたら、Search Centralコミュニティへご相談いただくか、Twitterでご連絡ください。
引用)Search Central Blogより和訳
全情報がdescription内に含まれるように
つまり、Job Postingの各プロパティに入れるような内容は全てdescriptionプロパティ内に含めて文章化してください、という内容ですね。description部分がフューチャーされてリッチリザルトや詳細部分にも記載されるため、ユーザーがそこだけ見れば応募要件が分かるようにしておきましょう、という話です。
見直すなりして完全な表記にしておくことをおすすめします。