Googleは米国現地時間8月26日、検索セントラルのドキュメントを更新し、Google検索結果におけるタイトルリンクの決定要素にog:titleも含めることを追記しました。
Google検索におけるタイトルの生成
数年前まではGoogle検索におけるタイトルには<title>タグが優先されてそのまま表示されていました。しかし、文字数が長すぎると途中から省略されるようになり、そのうち長すぎたり短すぎたりすると書き換えられるようになり…最近では<title>タグだけでなく、<h1>タグからも積極的に活用表示されるようになりました。
現在、Google公式の日本語版ドキュメントではタイトル表示の引用元として以下の記載がされています。
- <title>要素内のテキスト
- ページに表示されるメインの視覚的タイトル(大見出し)
- <h1>要素などの見出し要素
- スタイル処理によって大きく目立つように作られたその他のコンテンツ
- ページ内のその他のテキスト
- ページ上のアンカーテキスト
- ページへのアンカーテキスト
- WebSite構造化データ
そしてこの度、英語版の同ドキュメントのほうでは、<h1>タグの項目の次(4番目)に以下の要素が追記されました。
- Content in og:title meta tags
meta内のog:titleの内容も加味されるとのことです。決してこの箇条書きの表示順がタイトルへ引用されやすい優先順位ではないと思いますが、<h1>タグの次に記載するあたり…結構OGPタグが活用されやすそうですね。
OGPとは?
そもそも、OGP(Open Graph Protocol)とは、𝕏やFacebookなどのSNSでWebページをシェアした際に表示されるページタイトルやサムネイル画像などを設定するためのタグです。適切なOGPを設定することで、分かりやすくクリックされやすい表示ができます。
具体的には<head>内に以下のタグを設定します。
<meta property=“og:type” content=“(ページの種類)” />
<meta property=“og:title” content=“(ページのタイトル)” />
<meta property=“og:description” content=“(ページの説明文)” />
<meta property=“og:site_name” content=“(サイト名)” />
<meta property=“og:image” content=“(サムネイル画像のURL)” />
ちなみに、サムネイル画像はSNSやメディアごとに表示される縦横比が異なります。全てに適合した画像を用意するのは困難であるため、想定する主要なSNSやメディアの縦横比に合わせてサムネイル画像を用意しましょう。
また、og:titleは途中で文言が切れないように、私は全角30文字以内を推奨していますが…実際20文字前後が好ましいと思います。
OGPタグの設定内容についての詳細は英文の公式サイトをご覧ください。
これを機にOGPタグの設定をしていなかったサイト運用担当者は設定してみてはいかがでしょうか?