Googleは米国現地時間10月3日、The KeywordにてGoogleレンズが音声検索に対応するようになった旨を発表しました。要は、写真や動画を撮って質問しつつ音声で質問する(今まではテキストを打つのみ)ことができるようになったというマルチサーチ機能のアップデートです。Google検索のアップデートに関する記事と併せてご覧ください。
Googleからの発表内容
The Keywordの記事を和訳してご紹介します。この音声認識に関しては、まずは英語の認識のみから機能スタートしており、英語であれば世界中で対応できるようです。
Googleレンズを使って目に見えるものについて声で質問する方法
新しい音声入力機能により、カメラを向けて質問することがより簡単になります。
Googleレンズで音声入力を使用して、目に見えるものについて質問できるようになりました。これは、何かを指さして友人にそれについて尋ねるのと同じ方法です。この機能は、質問をしたり、Web全体から役立つ情報を検索したりしやすくする最新のGoogle検索のアップデートの1つです。
Googleレンズを使って口頭で質問をすることは、あらゆる状況で役立ちますが、外出先では特に便利です。例えば、美術館を訪れていて絵画の背景にある歴史を知りたい場面、あるいは犬の散歩中に(片手でリードを持っている状態で!)見かけたカラフルな鳥の名前を知りたい場合などです。
以前は、写真を撮影し手動で質問を入力する必要がありました。しかし、Googleレンズの音声入力機能を使えば、目にしたものを検索し、それについて質問することができます。つまり、身の回りの世界を探求するのに、より自然で直感的な方法なのです。使い方は次の通りです。
Googleレンズでの音声入力の使い方
- Googleアプリ(Android&iOS)を開き、検索バーのカメラアイコンをタップしてGoogleレンズを開きます。
- 知りたいものに対してカメラを向けます。
- シャッターボタンを押し続け、「なぜこの絵を描いたのか?」や「これはどんな種類の雲?」などと質問します。
Search Labsユーザーで「AIによる概要など」の実験に参加している場合は、シャッターボタンを押したままにすると、検索の視覚的な文脈をGoogleレンズに提供するための動画が撮影されます。 - 検索結果をスクロールすると、「AIによる概要」や、Web上の関連サイトへのリンクが表示されます。
- 撮影した写真についてさらに質問をする場合は、検索結果ページの上部にあるマイクのアイコンをタップするだけです。
Googleレンズの音声入力は、AndroidとiOS向けのGoogleアプリで英語のクエリに対して現在世界中で利用可能です。
あなたが耳にした曲を特定する新しい方法や、目にしたものを購入する方法など、その他の便利な検索機能については、Google検索の最新アップデートに関する記事をご覧ください。
引用)The Keywordより和訳
マルチサーチ機能とは写真と文字入力の検索コンボでして、人間が普通に行う「あれは何?」という所作や質問をWebで具現化したものです。今回はその写真と文字入力以外に、動画や音声が加わったというわけです。
まさにAIがGoogle検索の可能性を拡大していますね。