米国Googleでは、イベント検索時のダイレクトアンサー枠を今までのフィーチャースニペット表示から、ナレッジカード表示に刷新していくことを発表しました。1年前まではただのリッチな表示だけでしたが、これからはより詳細を紹介してくれるようになるようです。
blog.googleの内容
今回の発表内容(英語版)を和訳しましたのでご紹介します。
米国において、携帯で「近くのイベント」または「無料ライブ」等と検索すると、該当するイベントが色々なサイトから検索結果表示されるだけでなく、該当イベントに関してカギとなる情報も検索結果に正しく表示されます。
検索結果に表示されていて関心があれば、どんなイベント情報でも気軽にタップしてみてください、そうすれば参加有無を考えるのに役立つ時間、場所、チケット販売方法やその他様々な概要を知ることができます。参加を決めたら、購入方法に沿ってチケットが購入できるよう、リンクを辿っていくことが可能です。まだ参加を迷っているなら、詳細情報を知るためにイベントのサイトページに行くと良いでしょう。イベント内容を保存し、他人とシェアできたりもするので、計画立てて参加することもできます。
また、個人の興味に基づくイベント紹介もできるようにしています。イベント表示画面中、個別紹介用の「For You」タブをタップすると、近くで開催されているイベント情報を知ることができます。さらに検索ユーザーが最も熱いイベント体験をし続けられるように、そのエリアで流行している人気イベント情報を確認することもできます。
今回の機能を通して、セミナー紹介サイトやライブ紹介サイト等をはじめ、好きな団体やブランドが行っている個別イベント等、あらゆるイベントを発見しやすくなるでしょう。常時リアルタイムに更新するこの新しい表示方法(ナレッジカード)によって、上記のユーザー体験を実現させるべくイベント表示へのマークアップを簡単にできるようにしました。ですので、イベント紹介を行うサイトオーナーは、より確実にナレッジカード化できるよう、ガイドラインに従ってマークアップを行ってください。
Googleでは、ここ数日でこれらの新機能をロールアウトしていきます。ドッグコンテストや、地方のお祭り、この夏必見のライブに出会えるよう、是非お試しください。
引用)The Keywordより和訳
どういうこと?
もともとは、こちらのSEARCH ENGINE ROUNDTABLEに紹介されている画像のように、ダイレクトアンサー枠の中でもフィーチャースニペット形式で表示されていました。これが1年前から実装された話です。
しかし、今後はこれがどうやらナレッジカード化(ナレッジグラフ化)していくようです。Google側が正確に「ダイレクトアンサー枠の中で今までのフィーチャースニペット表示形式からナレッジカード表示形式に変えます」と発表したわけではないのですが、表示例を見るに、私はそう解釈しています(各表示形式の違いはSEMリサーチが端的で分かりやすいです)。
しかも、これは米国Googleの話ですので日本への導入は未定です。でも、こういう機能であれば来る2020年に向けて日本のGoogleでも近々導入しそうですよね。ですので、今のうちにちょっとご紹介しておきました。