ここ12年くらいSEOを考えすぎて、少しずつSEOの概念から離れていってきている私でございます(笑)。禅問答みたいになってしまいますが、SEOはコーダーが険悪エンジンを捉えた技術的コーディングをすれば良いわけで、マーケティングやSearch(User) Experience Optimizationと捉える人は、SEOから一歩引いた考えをしても面白いのではないか、と思い「指名検索数をKPI化する考え」を記事にしてみました。意外と本質的な話ではありますが、息抜き程度に捉えてご一読いただければと思います。
指名検索に注目する
SEOは「ユーザーにとって有益な情報やサービスがあれば勝手に評価される」という極論的な考えも持っている私でして、そういう一面から考えた結果の動きが、検索市場で上位表示を達成する動きにも繋がると思っています。
やはりサービスを向上させて、市場リーダーになればSEO評価も上がる。
これは多角的な間接効果によるもの。あとはコンテンツで色々なキーワードを拾いまくれば良いだけだ。
他にはクローリングとインデクシング向けにテクニックがある程度必要なだけ。
#法人SEO
#それを言っちゃあおしめぇよ— 清野@ふわふわビジネス(@keyouknow) 2021年1月8日
そして、ユーザーにとって有益な情報やサービスであれば認知は広がりますよね。当然指名検索数は増えるわけです。
逆に考えれば、「指名検索数を増やすための動きがSEOの動きに直結するのではないか」という発想になります。
指名検索数を増やすには
指名検索数を増やすために考えられる施策(行動)をいくつか列挙してみたいと思います。
- 広告・宣伝をする
- 他と違うサービスを作り、その有益性を理解してもらう
- 新規ユーザーに分かりやすいサービスとその説明
- 既存ユーザーへのアフターフォローによる顧客満足度の向上
- 評判や口コミを円滑化するSNSコミュニケーション
- Googleマイビジネスやポータルサイト、比較(口コミ)サイトへの掲載
これらの地道な活動によって口コミや評判を獲得し、認知度が増えることによって指名検索数を増やすことができるかと思います。そして、これら列挙した内容をグルーピングすると、結局は「事業サービスの品質向上」と「分かりやすいコンテンツ」と「SNS」と「広告パブリシティ」の4つの切り口にまとめられますよね。
上記の2、3、4は「事業サービスの品質向上」と「分かりやすいコンテンツ」ですし、5は「SNS」ですし、1、6は「広告パブリシティ」です。
つまり、指名検索数をKPI化し、その達成に向けて色々と画策することが結果的にSEOに寄与するという考え方です。もちろん実際にどういう検索クエリでSEOに寄与させるか、という見定めは必要ですので、施策キーワードとして予め戦略的な把握をしておく必要はありますが、その戦略キーワードを焦点として絞れるようになったら、次に指名検索数をKPI化すると新しいSEOアプローチ方法が見出せるのではないでしょうか。
SEOとしての施策をある程度一周してから考えると良い
とはいえ、本記事で紹介しているSEOアプローチは、今の段階では飛び道具的な考え方ですので、すぐにこの考えだけで進めるのは得策ではありません。充分にSEOのためのコンテンツ作りを考えたうえで、「違った切り口として指名検索数をひとつのKPIにしても面白いのではないか」という変化球的な考え方ですので、予めお含みおきください。
ただ、指名検索数はGoogle Search Consoleでも把握しやすいはずですので、SEO施策を行う上でのサブラインとして、3ヶ月単位くらいのスパンでKPI化しても良いと思いますので是非ご検討ください。何より指名検索数をKPI化することで、包括的にガバナンスやWebコミュニケーションを捉えなければならないので、「ブランド資産を向上させる」という意味でも有効ですよ。