Googleでは米国現地時間10月21日、Search Central Blogにてサイトリンク検索ボックスの仕様を終了する旨、発表しました。まぁ、サイトリンク検索ボックスはランキングに影響するものではなく、大規模サイトでしか適用されなかったリッチリザルトでした。大規模サイトであれば各ページがインデックスとランキングされていましたし、サイトに訪問してからサイト内で検索していたので、サイトリンク検索ボックスを使うことは無かったと思います(事実、私は一度も使用したことが無かったと思います)。というわけで、そんなGoogleからの発表内容を和訳しご紹介します。
We're saying bye to the sitelinks search box in Google Search results starting Nov 21, 2024, as usage has dropped. This doesn't affect rankings or other sitelinks. The corresponding markup doesn't need to be removed, but won't be used by Google.https://t.co/RocxcjyXi4 pic.twitter.com/sJO3stqdKJ
— Google Search Central (@googlesearchc) October 21, 2024
https://developers.google.com/search/blog/2024/10/sitelinks-search-box
引用)@googlesearchcより和訳
Googleの発表内容
サイトリンク検索ボックスとは、検索上位に表示されるリッチリザルトのひとつで、検索結果のスニペット内にサイト内検索枠が表示されることで、Googleの検索結果から直接ランクインサイト内検索結果に辿り着けるという仕組みでした。しかし、ユーザーにとっては一旦サイトに訪問してから検索したほうに慣れているせいか、またサイトリンク検索ボックスの表示は一部のサイトに限られていたせいか、利用頻度は低かったと思います。
サイトリンク検索ボックスにさよなら
Google検索でのサイトリンク検索ボックスを初めて発表してから10年以上が経ちますが、時間の経過とともに、その使用率が低下していることに気が付きました。 これに伴い検索結果をよりシンプルにするため、2024年11月21日よりこの視覚要素を削除することにいたしました。
この変更は、すべての言語と国におけるすべての検索結果にグローバルに適用されます。また今回の変更は、ランキングやその他のサイトリンクの視覚要素には影響せず、検索ステータスダッシュボードにも表示されません。検索結果にサイトリンクの検索ボックス要素が表示されなくなった際には、Search Consoleのリッチリザルトレポートを削除し、リッチリザルトテストのマークアップのハイライト表示も停止します。
サイトリンク検索ボックスの構造化データをサイトから削除しても構いませんが、その必要はありません。このようなサポートされていない構造化データは、検索に問題を引き起こすことはなく、またSearch Consoleのレポートでエラーが発生することもありません。サイトリンク検索ボックスの構造化データを削除する場合、WebSite構造化データの一種としてサイト名を使用しているため、引き続きサポートされていること(サイトリンク検索ボックスに関係する要素だけを削除するよう)にご注意ください。
ご質問がある場合は、Search Centralヘルプコミュニティをご利用いただくか、ソーシャルメディアで当社までお問い合わせください。
引用)Search Central Blogより和訳
世界的に11月21日をもってサイトリンク検索ボックス表示を終了し、そのレポートに関しても表示されなくなってからSearch Consoleからも消えていくとのことです。また、リッチリザルトテストからもハイライト表示されなくなります。構造化データのマークアップから削除して結構ですが、WebSite構造化データとして使っているため、サイト名まで削除しないようご注意ください。
データベース系サイトのSEOにおいては、殆どのサイト運用者が対象であったものの、サイトリンク検索ボックス表示されるサイトは限られていたため、影響は殆どないかと思いますが、もし構造化データとして記述していたら削除しても良いのではないでしょうか(面倒ならそのままでも宜しいかと思います)。