Googleモバイル検索結果において、今までは2ページ目(≒11位以下)は「次へ」でページが切り替わるイメージでしたが、今後は「もっと見る」によって、スクロールが伸びるイメージに切り替わりました。もともとテストを行っていたのは確認できていましたが、今後は正式に切り替わるようです。
どうなった?
今までのモバイル検索結果画面において、2ページ目に進みたい場合は「次へ」ボタンを押すとページごと切り替わりましたが、今回の「もっと見る」ボタン機能によって、1ページ目に情報追加される形なだけで、同じページ内の移動で済むようになりました。
We’ve launched a new “More results” button that makes it easier & faster to get more search results on mobile. Now additional listings load below the ones already being viewed, rather than the old “Next” button that would load an entirely new page….
— Google SearchLiaison(@searchliaison) 2018年4月11日
引用)@searchliaisonより意訳
これにより、確かに2ページ目(11位)以下が素早く表示されますし、そのまま1ページ目も2ページ目もシームレスに移動できるようになりました。
The “More results” button will appear for searchers using the Google app for iOS & Android or major mobile web browsers other than Chrome for iOS — support for that is coming. As for ads, the button will load more organic results first, then ads when relevant underneath those.
— Google SearchLiaison(@searchliaison) 2018年4月11日
引用)@searchliaisonより意訳
11位以下に朗報とは…
(特にTransactional Queryにおいてそうですが)検索ユーザーは検索結果画面を軸に各サイトページを行ったり来たりして比較検討します。ですので、当然検索結果画面は使い勝手が重視されますが、1ページ以内に欲しい情報やサービスが無いと、諦めて別クエリで検索し直す傾向もあります。そうなると11位以下のサイトページとしては接触機会を失うわけですね。もちろん別クエリで接触機会があれば良いのですが。
しかし、この「もっと見る」ボタンによって気軽に(従来の)1ページ目と2ページ目を行き来できるため、検索ユーザーも積極的に11位以降にも目を通すようになるでしょう。ですので、私は11位以下にとっては嬉しい機能なのではないかと推測しています。
ちなみに
同時にちょっと気になるのはGoogle Search Consoleにおける表示回数。これはもともとページ単位での表示回数となっており、1位でも10位でも同じ数の表示回数でした。逆に言えば、スクロールして実際に表示されていなくても、該当ページが開けば表示回数としてカウントされていました。
これに関しまして、「もっと見る」機能になっても同じ概念でカウントされるのでしょうか…。同じ概念だとしたら、今後11位以下の表示回数が増えることで、嬉しい機能になったことが検証できるのですが…。もしバグが生じてしまったら分かりませんよね…。ちょっとこの辺も注視していきたいと思います。