随分前から一定のIPでテストされていたと思いますが…いよいよスマホでのGoogle検索結果が無限スクロールUIに変わるようです。米国現地時間10月14日、The KeywordでGoogleが発表しています。
The Keywordの和訳
UIというか、ページ送りに関する機能性が変わるという話です。とりあえず米国の英語圏が対象で既にロールアウトが始まっているとのことです。
モバイル検索に連続スクロール機能が導入
モバイル端末を使ったGoogle検索に連続スクロール機能が導入されます。
Googleでは、ユーザーが探しているものをすばやく簡単に見つけられるよう、常に新しい方法を模索しています。今年初めには、モバイルでの検索結果ページのデザインを変更し、より見やすく操作しやすい最新の検索体験を提供できるようにしました。本日、モバイル検索に無限スクロール機能を導入することで、検索結果の閲覧がよりシームレスで直感的になります。これによって、モバイル端末で検索結果ページの最下部に到達すると、次の検索結果が自動的に読み込まれ、関連する情報が表示されるようになります。
探している情報が最初の数件の検索結果のみで見つかることもありますが、さらに情報を探し続けたい場面もあるでしょう。実際、追加の情報を求めるユーザーの多くは、最大4ページ分の検索結果を閲覧する傾向があることが分かっています。今回のアップデートにより「もっと見る」ボタンをクリックする前に、様々な検索結果を途切れなくシームレスに閲覧できるようになりました。
例えば、「かぼちゃを使って何ができるか」というような、より幅広く漠然とした質問に対しては、より多くの検索結果やそれによる多様なインスピレーション、アイディアを検討の上で、何をするか決定したいと思うでしょう。ハロウィーン用の顔を彫らないかぼちゃのデコレーションアイデアや、顔を彫ったかぼちゃの中身を無駄にしないためのかぼちゃの種のレシピ、かぼちゃを最大限に活用するためのアイデアなど、思い浮かばなかった選択肢がたくさん出てくるかもしれません。
好奇心が強いユーザーにとって便利なこの新しい検索体験は、米国の英語圏のほとんどのモバイル検索で、本日から徐々にロールアウトされます。
引用)The Keywordより和訳
ページで区切るのとスクロールでシームレスなのと、どっちが良い?
とりあえず米国の英語圏の話ですので、まだ日本には導入されていません。しかし、私は以前こういったテストに遭遇したことがあります。その時に使いづらかったのが、一度下の方までスクロールした後に、また上位の方に戻りたくなった際、その検索結果に出てくるWebサイトページを探すのに苦労した点です。
ページで区切られていると「確か3ページ目の上の方に…」という感じで戻れたのですが、無限スクロールになるとどこにあったか全くわからなくなるんですよね…。いちいちWebサイトページを数えながら下にスクロールしないので…。そうするとどうなるか――無駄に検索結果ページへの滞在時間が延びるんですよね。その延びた滞在時間をもとに「満足度が高い」と判断されたら堪ったもんじゃありません。スクロールでシームレスな表示がありがたいのは一方通行に下に進む時のみな気がします。私のように検索結果を上位→下位→上位みたいにウロウロする人には使いづらいかもしれません。
とはいえ、下位のWebサイトページにとっては表示回数やタップ機会は増えるかもしれないので、一長一短かもしれませんね。