最近、非常に多くなってきたリッチリザルト。構造化データのマークアップによるものが多いですが、マークアップはしたものの、サイトオーナーは「本当に出ているのかなぁ」と疑問に思うかもしれません。そこで、Google Search Console(以下:GSC)でリッチリザルト表示がどうやって確認できるかについてご紹介したいと思います。
自分のサイトのリッチリザルトを確認するには
今のGoogle検索結果にはFAQやHow to、AMP等様々なリッチリザルト表示があります。そして、自分のサイトにもリッチリザルトに対応できるよう構造化データをマークアップしたり、コンテンツを調整したりすると思いますが、それが実際にどこまで表示されているか確認したいですよね。それはGSCの「検索パフォーマンスレポート」の中で確認できます。[検索パフォーマンスレポート]の中の[+新規]をクリックし、[検索での見え方]から確認可能です。
ちなみに、ここにタイプ(項目)として出現するのは、サポートされているリッチリザルトのタイプに該当するマークアップやコーディングがされており、且つ実際のGoogle検索結果に表示されたことがある場合のみです。
表示確認できるプロパティの種類
では、[検索での見え方]のタイプとして表示対象になるものはどんな種類があるのか。Search Consoleヘルプによると、2019年10月現在では以下がサポート対象のタイプとなります。
- 画像検索結果のAMP
- AMP記事の非リッチリザルト
- AMP記事のリッチリザルト
- AMPストーリー
- Androidアプリ
- イベント
- FAQ
- Google Play Instant
- ハウツー
- 求人の詳細
- 求人の一覧
- メディア操作
- Q&Aのリッチリザルト
- リッチリザルト
- 検索結果のリンク
- Web Lightの結果
- 動画
- 商品
※ 米国現地時間2019年11月20日に商品リッチリザルトが加わったので追記。
これだけ見ても分からないタイプがあるかと思いますので、詳しくはSearch Consoleヘルプ内の検索パフォーマンスレポートをご覧ください。その中にある「検索での見え方」で確認できます。
ダイレクトアンサー枠は対象外
よく「○○とは」等で検索して表示されるダイレクトアンサー枠がありますが、こういったものはリッチリザルトではなく、強調スニペットと言います。また、マイビジネスや著名人が検索結果画面の右上に表示されたりしますが、それはナレッジパネルカードでして、やはりリッチリザルトではありません。ですので、強調スニペットやナレッジパネルカードはGSCの検索パフォーマンスレポート内に普通にカウントされています。抜き出して表示回数やクリック数を確認することは出来ません。
ちなみに、ダイレクトアンサー枠はGSCの検索パフォーマンスレポートでは掲載順位が1位で、ナレッジパネルカードは検索結果1ページ目の最後の順位としてカウントされます。
ぜひ検証してみてください
構造化データのマークアップによってリッチリザルト化した場合、検索結果画面で情報に満足するユーザーもいるケースが生じ、結果としてクリック率が落ちるのではないか、という意見も出たりします。実際、私が検証したサイトページではリッチリザルト化してクリック率が下落したパターンもございました。一方で逆にクリック率が上昇したケースも多く、たとえクリックされなくても検索ユーザーにポジティブな印象を与えられたと判断したサイトオーナーもいるようです。
こういった内容もコンテンツ内容によって変わってくるかと思いますので、是非GSCの検索パフォーマンスレポート機能を使って比較してみてください。そして、サイトページ単位で最適解を探ってみてはいかがでしょうか。