Googleは検索コマンド手法のひとつであり、過去Googleがキャッシュしたページ内容を確認できる“cashe:”を廃止したと米国現地時間9月24日に発表しました。これはGoogle検索に“cashe:(対象ページのURL)”と入力すると、Googleが直近で読み取っていた対象ページの画面を確認することが出来たので、リアルタイムで一時的にページを閲覧できない時や過去と現在のページ内容の差分を第3者目線で確認したい時等に便利でした。この“cashe:”検索は既に廃止されていますが、今回はその旨をご紹介します。
Googleからの発表内容
またしても英語版ドキュメントの更新のみで、まだ日本語版ドキュメントにはcashe:についての記載が残っていますが(日に日に日本語版の更新が遅れている気がしますが…)、そのうちドキュメントからcash:に関する情報は削除されると思います。
Removing the cache: search operator documentation
What: Removed the cache: search operator documentation.
Why: The cache: search operator no longer works in Google Search.
cache:検索演算子のドキュメントの削除
内容: cache:検索演算子のドキュメントを削除しました。
理由: cache:検索演算子はGoogle検索では機能しなくなったため。
まぁ、“cashe:”検索が機能しなくなったのでもうドキュメントから外しました、とのことです。
今後はWayback Machineで確認
「じゃあ今後、キャッシュページを確認するにはどうすれば良いの?」という疑問に対してですが、Googleが以前紹介していたように、Wayback Machineを使うよう推奨されます。
We know many people, including those in the research community, value seeing previous versions of webpages when available. That’s why beginning today, we're adding links to the Internet Archive's Wayback Machine to our "About this result" panel, to give people quick context and… pic.twitter.com/TbpSo9ohHb
— Google SearchLiaison (@searchliaison) September 11, 2024
アーカイブリンクにアクセスするには、検索結果の横にある3つのドットをクリックします。表示されるウィンドウで、[このページの詳細]ボタンをクリックし、[以前のバージョンを見る Internet Archive’s Wayback Machine]リンクを参照ください。
この機能が完全に展開され、40種類の言語で検索できるようになるまでには、1日ほどかかります。[この結果について]の機能と、提供されるその他の情報については、こちらをご覧ください:
https://support.google.com/websearch/answer/10563935
引用)@searchliaisonより和訳
こちらは既に日本でも導入されていますので、検索結果毎の3点ドットからご確認いただけるかと存じます。
検索結果からだけではなく、直接Wayback Machineのサイトに行って、そこにキャッシュを確認したいページURLを入力すれば過去のキャッシュ内容の状況が分かります。ですので、Googleも使用しているように“cashe:”検索ではなくこのWayback Machineを使用すると良いでしょう。
確かに“cashe:”は手軽に使えて良かったですが、今後はWayback Machineを使って確認するようにしてください。