Googleはこの度、一部のサイトに対して(ユーザーではない)、Search Console Insightsのベータ版を提供するようになりました。私も管理しているサイトの1つがベータ版の対象として閲覧できましたので、ご紹介します。
Googleからの発表内容
Googleが公式ツイートした内容は以下の通りです。
Today we’re starting to roll out a new experience to beta testers: Search Console Insights. It’s a way to provide content creators with the data they need to make informed decisions and improve their content. Read more at https://search.google.com/search-console/insights/about
— Google Webmasters(@googlewmc) 2020年8月17日
引用)@googlewmcより和訳
急な発表でしたね。ちなみに私には招待メールは届いておらず、普通にSearch Console Insightsで閲覧できる状態になっていましたが、翌日↓の招待メールが届きました。
Search Console Insightsとは
Search Console Insights(以下:SCI)は、登録しているGoogle AnalyticsとGoogle Search Consoleで確認できるデータの中から主要な部分だけ抜き取り、簡易的にどこからでも分かりやすくチェックできる(要はスマホで閲覧できる)アプリケーションです。詳細はそれぞれGoogle AnalyticsやGoogle Search Consoleを確認すれば良いのですが、ザックリ状況をサクッと知りたい人には便利かもしれません(個人が自分のWebサイトを見る程度であれば充分ですが、ビジネスとして法人サイトを見るのであれば別に使わない気がします…ザックリ過ぎますので)。
ただ、Googleのイメージ的にはSite Owner(サイト所有者、運用者)というよりもContents Creator(コンテンツ作成者)向けの機能としての狙いが強そうです。にしても、ザックリすぎますが…(笑)。
私が管理しているウ○コみたいなWebサイトが今回のベータ版に招待されていましたので(Googleは本当に任意抽出したのだと思います)、数値が悪すぎて微妙ですが、以下色々と詳細をご紹介します。
Search Console Insightsのベータ版で確認できる項目
- サイトのパフォーマンス:過去28日間のページビューと平均ページビュー時間
- 新しいコンテンツ:過去28日間の新規ページ
- 最も人気のコンテンツ:過去28日間のPV数順ページ
- 上位のトラフィック チャネル:過去28日間の訪問者のアクセス元のチャネル
- Google検索:過去28日間のGoogleでのサイトへのアクセス経路(クエリ)
- 他のサイトからの参照リンク:外部リンクしているウェブ上のページ
- ソーシャル メディア:ソーシャル メディアからのサイトへのアクセス経路
各項目の横にある説明アイコンをタップすると以下のように項目説明がポップアップします。
Search Console Insightsのベータ版で確認できる項目説明
画面自体を以下キャプチャーでご紹介します。数値が悪すぎて一部表示されていません。これじゃあフィードバックもしづらいのですが…Google側もベータ版のサイト選定基準に、最低PV数を設けていただければ…ありがたいのですが…(笑)。
個人ブログサイズなら有益
繰り返しますが、とにかく情報がザックリ過ぎてまして…ビジネスとして活かすにしてはだいぶ物足りません。このSCIの利用シーンとして、通勤時の電車の中や入浴時等を考えると、ある程度お気楽なWebサイトの方が良いので、個人ブログ等の確認がうってつけのような気がします。
「このタイミングで流入が激増した背景には検索クエリとしてこの評価が高まったためであり、それはつまりコンテンツとして……」みたいな感じでビジネスライクに考えるより、「おっ、なんか伸びてるぅー」くらいの心意気が求められるでしょう(笑)。
でもまだベータ版ですし、これからもっと色々な見せ方や分かりやすさの進化があるかもしれませんので期待しましょう。
一方で、Google AnalyticsやGoogle Search Consoleを超える情報にはならないはずですので、情報自体の進化には期待しないほうが良いかもしれませんね。