• 検索コマンド before: と after: の導入

検索コマンド before: と after: の導入

Googleが新しい検索コマンドとなる「before:(日付)」「after:(日付)」の機能をベータテスト版として導入したことを公式にツイートしていますので、ご紹介したいと思います。

検索コマンド

ツイート内容

まず、Googleの公式Twitterによるツイート内容からご紹介します。

大抵の検索において、最新情報をもとに表示したほうが、検索心理に対して最適な方法だということは分かっています。しかしながら、時には昔の関連情報を知りたいことだってあります。私たちの検索では、こういったことも以前から出来るようにしてきました。そして今回、私たちはbefore:after:の検索コマンドが気軽にできるようにテストを開始しました。

引用)@searchliaisonより意訳

Googleでは長きに渡って、ユーザーが好む検索結果になるべく、クエリに対してより新鮮な情報を提供するようにしてきました。そして2007年にQDFについて説明しました。その後、2011年にQDFのアルゴリズムについて明言しました。
大半のクエリに対してQDFは機能しています。でも、敢えて以前の情報を望んでいたとしたら…どうでしょう?

引用)@searchliaisonより意訳

※ QDF(Query Deserves Freshness):より最新の情報を提供した方が良いと考えられるクエリに対しては、従来のSEO指標とは別に、最新情報を検索結果上位に表示するアルゴリズム。

2009年以降Googleの検索は、日付単位で検索結果にフィルターをかける機能を実装していました。「ツール」という検索オプションを使って、1年以内、1ヶ月以内、1週間以内、24時間以内、1時間以内、さらに期間指定まで設定できます。今回、新しい検索コマンドのテストでは、これが検索ボックスの中で出来るようになるわけです。

引用)@searchliaisonより意訳

before:after:コマンドはその設定した年月日の前後の検索結果を表示してくれるものです。使い方としては、年-月-日、もしくは年単位を入力します。before:after:の組み合わせも可能です。
例:
「アベンジャーズ エンドゲーム before:2019」
「アベンジャーズ エンドゲーム after:2019-04-01」
「アベンジャーズ エンドゲーム after:2019-03-01 before:2019-03-05」

引用)@searchliaisonより意訳

<メモ>もし、年単位で知りたいだけだったら、before:after:の後に全部の年月日を入れなくても以下のように記載すれば同じことです:
「before:2018」=「before:2018-01-01」
「after:2018」=「after:2018-12-31」

引用)@searchliaisonより意訳

<さらにメモ>年月日の間はダッシュ「」でもスラッシュ「/」でも結構です。どちらとも使えます:
2018-12-31
2018/12/31

また、月と日に関しては、1桁表記(0を入れない表記)でも可能です:
2019-3-1
2019-3-12
2019-03-01

引用)@searchliaisonより意訳

私たちは去年からずっとこの新しいコマンドを開発していまして、ようやくこうしてテストベータ版をリリースできることを喜ばしく思います。でも、最終的な正式リリースを行うまでに、もうちょっと(特に日付表示の部分で)手直ししていく予定です。

引用)@searchliaisonより意訳

現在の(検索オプションとしてのツールを使った)日付のフィルタリングツールを使うと、検索結果のサイトページの全てに日付が表示されます。しかし、before:after:での検索コマンドでは、私たちのアルゴリズムが特に日付に関連があると考えた場合のみ日付が表示されます。この機能は変わる可能性があります。

引用)@searchliaisonより意訳

※ 公開日時を記載してアップされたサイトページの中には虚偽の日付のケースもあるし、だからといってGoogleのインデックスやページ検知時のみでは絶対とは言えないため。

その例外は、ニュース検索の時です。ニュース検索の場合、before:after:を使って検索する際、日付は常に表示されるはずです。
これは、私たちのアルゴリズムが日付とニュースが大きな関連があると見ていることと、ニュースの日付には自信があるからです。

引用)@searchliaisonより意訳

<日付に関するメモ>様々な要因が重なっているせいで、サイトページの正確な日付をGoogleが知ることは難しいです。全てのサイトオーナーが公開や更新した日付を示せるような基準的となる手段がありません。

引用)@searchliaisonより意訳

Webページの中では、全く日付を書いていないサイトページもあれば、黙って更新されているサイトページもあります。ニュース記事でないコンテンツの場合、関連度の高いページをランクイン表示させるのに、元々投稿された時の日付で選定すべきか、更新された時の日付で選定すべきか、どちらか判断することが難しいです。

引用)@searchliaisonより意訳

私たちは日付に関して最適な予測を立てますが、私たちの既存のツール(検索オプション)や今回の新しい検索コマンドで、間違いや不正確な日付が生じるかもしれません。サイトオーナーへのアドバイスとして、Googleがどのように日付を推定するかについては、こちらでご確認ください。

引用)@searchliaisonより意訳

これらの新しいツールを準備する中で、ニュース検索を除いて、Googleは日付単位でのソート機能をやめることにしました。日付単位でのソート機能は、日付によるフィルターを選択した時のみに表示されるオプションでした。ニュース検索以外で利用している人は極めて少なかったです。

引用)@searchliaisonより意訳

※検索オプション「ツール」内の「期間を指定」部分を削除することを指しているかと思われます。

ニュース検索内においては、日付単位でのソート機能は非常に役立ちます。それは、Googleにとって事象に則した日付を確証的に推察しやすいからです。日付に意味や正確性があるので、(ニュース検索内の)日付単位でのソート機能は引き続き存在します。

引用)@searchliaisonより意訳

ブログで発表してくれぃ!

まず今回、私がこのツイートを追ってみて一言…ブログに書いてくれぇ!(笑)。
140文字を追っていくのがシンドイので、長文になるって分かっているならThe keywordとかで発表してほしいです…。

とにかく、before:after:の検索コマンドについて、これでお分かりいただけたかと思います。併せて検索オプション内から日付単位でのソート機能は停止するようです(ニュース検索は存続)。やはりサイトページの公開や更新の日付特定は難しいのでしょう。以前にも検索結果の日付表示については苦戦している旨をGoogleは発表していました。

…ということで、新しい検索コマンドとしてbefore:after:を是非ご活用してみてください。

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