構造化データのマークアップがリッチスニペット化を促進させるため、イベントのマークアップを不当に行うことで、キャンペーン情報やクーポン情報等をさもイベントであるかのように見せるやり方について、Googleがウェブマスター向け公式ブログで警鐘を鳴らしました。ですので、ここでもご紹介したいと思います。
背景として
構造化データのマークアップには様々な種類がありますが、その中のひとつに「イベント」というものがあります。これは催し物等の実際に行われるイベントのことを指しているものです。
これは構造化データのマークアップ手法で実装するか、簡単にデータハイライターで実装することができます。しかし、実際には「イベント」ではないものも不当にマークアップしているサイトが多いらしく、検索ユーザーからの報告がGoogleに届いているとのことです。
今後のGoogleの対処として
実際のイベント以外の(クーポン等の)情報をマークアップすることで、実際には何も起こらないにも関わらずイベントとして検索結果に反映されるため、検索ユーザーを混乱させるわけです。そこで、Googleでは今後そういったものを発見し次第、厳しく取り締まると発表しています。
要は見つけ次第、ペナルティということでGoogle Search Consoleで通知しつつ、構造化データのマークアップを全て検知しなくなりますよ、ということです。
意図せずやらないように
もちろん今回のように、「イベント」にキャンペーンやクーポン情報を入れ込むようなものは意図して行っていると思います。悪質です。しかし、気を付けなければならないのは意図せずマークアップした内容が一般的には違うということもあると思うのです。例えば…口に入れるもの以外の「レシピ」とか(「生きる為のレシピなんてないさ」という歌詞もありましたよねw)…。
ですので、構造化データのマークアップに関しては客観的に見ても適切であることを理解しながら記述するようお願いします。