BingのAPPもAMP対応を始めましたが、Googleは引き続きAMPキャンペーンを実施していますので一応取り上げておきます。
AMP化へのヒント
かなり簡潔にまとめて説明されているところがございましたのでピックアップしてご紹介します。
簡単に始められる
メジャーなコンテンツ管理システム(CMS)を使用しているサイトであれば、プラグインをインストールするような感覚で簡単にAMPページを作成できます。
どんなサイトにも効果的なわけではない
動的で双方向性を重視した単一ページのサービス(地図の経路案内、メール、ソーシャル ネットワークなど)にはあまり効果的ではありません。
サイト全体をAMP化する必要はない
ユーザーがプラットフォームや検索結果を通じてアクセスするページですので、少し変更を加えるだけでAMPのメリットを存分に活かすことができます。
AMPページを特定の場所に表示するために追加要件を満たさなければならない場合がある
AMPページをGoogleトップニュースに表示するためには、構造化データを使ってArticleマークアップとしてAMPページをマークアップする必要があります。
検索結果のランキングに影響はない
有効で表示可能なAMPページが含まれているかどうかは、検索結果ページでのサイトのランキングには一切影響しません。
AMPに対応したGoogle検索結果は世界中に拡大
Googleでは、今後数週間にわたってAMPの検索結果を世界中に拡大する予定です。
AMPは狙いたいページのみでユーザーに即座に案内したい末端(そのページで情報が完結できるような)ページを中心に着手し、しっかりとGoogleにAMP対応している信号を送ってあげてください、とのことです。
また今後、AMP枠としてカルーセル表示はしますが、それとは別に通常の検索結果画面にもAMPラベルは貼付されていきます。ただし、AMPラベルが付くからといって検索順位に影響するとかでは一切ないとのことです。
いずれにしましてもGoogleは鋭意推進中とのことで、「今後のサポート体制は充実させつつあるよ」感がよく伝わってきます。
AMPの必要性
的確に回答されたQ&Aがございましたのでこちらもご紹介します。
ユーザーは待つのが嫌いです。コンテンツがすばやく読み込まれることを望んでいます。AMP形式を使用してモバイル端末にコンテンツをすばやく読み込むことで、サイトやページの魅力をさらに高めることができます。ある研究によると、コンテンツの読み込みに3秒以上かかると、40%のユーザーが他のページに移動することがわかっています。The Washington Postでは、AMPの採用により記事の読み込み時間を88%短縮した結果、モバイル検索からのリピーターが23%増えました。
引用)Googleウェブマスター向け公式ブログ
そういうことですね。表示速度を最大化するためにAMPは便利だということです。しかしながら、これはGoogleの検索結果からの推移における表示速度に限った話ではありません。他サイトからのリンクや流入時等でも充分同じことが言えるはずです。もちろんAMPは他のどんな表示速度よりも速いレスポンスを得られるかもしれませんが…。
一応、AMP対応は飽くまでGoogle(やBing App)検索結果画面からの流入であって、サイト全体のユーザー体験を考えた時の抜本的施策ではないこともご理解ください。
やはりそもそもの表示速度のためのページ最適化を地道に行っていくことの方が、サイト保有者からすればプライオリティは高いと思います。