Googleでは、今年4月の商品レビューアップデート以降、2回目の商品レビューアップデートを行ったと、米国現地時間12月1日にSearch Central Blogで発表しました。まずは前回の和訳した記事をおさらいいただいてから本記事をご覧いただければと思います。そして、その続編としてGoogleが発表しているので、本記事で和訳してご紹介します。
アルゴリズムの改善
前回の記事の繰り返しになりますが、商品レビューアップデートとは、何かしらの商品を第3者としてレビュー(評価/解説)している場合、根も葉もない虚偽な内容であったり、意図的に陥れるような攻撃的な内容であったりした場合、ランキングが下落。逆に根拠があって権威的な人物による科学的なレビューであれば、ユーザーからの信用も得てランキングに好影響するというものです。これを判断するアルゴリズムが、今回導入された商品レビューアップデート(Product Reviews Update)です。今回のSearch Central Blogによれば、このアップデートに関して、より精度を上げた印象を受ける内容となっています。。
商品レビューアップデート続報
2021年4月に、質の高い商品レビューを促進すべく、商品レビューアップデートをご紹介しました。今回、その4月以来となる新たなアップデートを実施しましたので、商品レビューの検索結果での順位に影響をもたらす可能性が生じます。特に、コンテンツに何らかのポジティブな変更を加えた場合、今回のアップデートの一環としてランキング結果に好影響するでしょう。ただし、それも商品レビューのコンテンツに対する自動評価であり、ランキングに使用される数多くの要素の1つに過ぎないため、様々な理由でいつでもランキングが変わる可能性があることはご留意ください。
時間の経過ともに、どのような種類のレビューが信頼且つ有用であると判断されるか、ユーザーの皆様からたくさんのフィードバックをいただくことで、今回商品レビューに関するガイダンス項目を追加することにしました。ユーザーの皆様からは、「実際に商品をテストした証拠のあるレビューを信頼しがち」「商品を購入する際の選択肢は多い方が良い」などのご意見もいただきました。
そこで、その商品レビューに関する2つの新しいベストプラクティスを導入することで、今後のアップデートで有効にする予定です。
- 専門知識を裏付け、レビューの信頼性を高めるために、その製品を実際に使用した際の映像、音声、その他のリンクなどの証拠も表示すること。
- 複数の販売者へのリンクを掲載することで、ユーザーが購入できる販売者の選択肢を増やすこと。
これらのベストプラクティスは、4月にご紹介したベストプラクティスと合わせて「高品質な商品レビューを書く」という1つのページに統合しました。
優れたコンテンツ作成に関するその他のアドバイスや、商品レビューのベストプラクティスに関するご質問は、Google Search Centralのヘルプページやパブリックフォーラムをご覧ください。
引用)Search Central Blogより和訳
フィードバックをもとに項目追加
ポイントは2つです。1つ目は商品レビューアップデートを加えたことで、商品をレビューしているWebサイトページは検索順位が変動するかもよ、ということ。ちなみに自動化された評価軸なのでバグやムラもあるかもしれません(みたいなニュアンスもGoogleの記事から読み取れますが)。2つ目は商品レビューについてのユーザー意見を加味して、2つの要素を商品レビューのベストプラクティスに加えることで、今後のアルゴリズムに組み込むということ。
尚、Googleのベストプラクティスについては「高品質な商品レビューを書く」ページを見るか、私のブログの4月の記事と今回の記事を足せば良いです。
まぁ…EC系プラットフォームやメディア、またアフィリエイター等は気にかけると良いと思いますし、1ページでもそういうページを保有しているサイト運用者はその該当ページに力を入れると良いでしょう。Googleのメカニズム技術も然ることながら、こういう評価になるのは当然と言えば当然の理ですし、アルゴリズム云々の前に信憑性のあるページを目指してページ作成することを推奨します。