ネット広告がマス媒体を上回る

2022年2月24日、電通は2021年の「日本の広告費」調査レポートを発表しました。そして、ついにインターネット広告費がマス4媒体(テレビ、新聞、雑誌、ラジオ)の合計広告費を上回りました。これ、凄いです。4媒体のそれぞれを上回ったのではなく合計を上回ったのです。私がマス系広告代理店にいたころは、6兆円産業だった広告業界で、インターネットなんて1,000億円いくかどうかくらいだったのに、今や6.8兆円の広告業界において、2.7兆円を担っている程です。というわけで、その内容をご紹介したいと思います。

媒体別広告費について

電通調査レポートによれば、2020年の日本の広告費全体(6.159兆円)において、マスコミ4媒体の広告費は2.253兆円、インターネット広告費は2.229兆円、他プロモーションメディア広告費は1.676兆円でした。ぎりぎりマス4媒体の方が広告費は高かったようです。
しかし、2021年には広告費全体(6.799兆円)において、スコミ4媒体の広告費は2.453兆円、インターネット広告費は2.705兆円、他プロモーションメディア広告費は1.640兆円と、ついにインターネット広告費が上回ったのです。

背景としては、東京オリンピック等の世界的注目要素もあったとはいえ、コロナ禍ということもあり、2020年から他プロモーションメディア広告費(屋外広告やSP等がある)がどんどん下がり、自宅で過ごす人が増え、結果的にテレビ広告の復調とインターネット広告費が増えたことが考えられます。とはいえ、このインターネット広告費の拡大はすごいですね。DXやD2Cが盛んになり、B2B業界の活性化等も大きく起因しているかもしれません。

媒体別広告費<2019年~2021年>

媒体別広告費<2019年~2021年>

引用)dentsu

 
とはいえ、コロナ禍ですので、2020年の混乱時からは回復しているとはいえ、全体の日本の広告費としては2019年度を上回るほどではなかったですね。まぁ、広告というのは思いっきり社会情勢が反映される業界であることも分かりますね。

日本の総広告費の推移

日本の総広告費の推移

引用)dentsu

 

インターネット広告の今後

詳しいことは是非電通の調査レポートをご覧いただければと思いますが、インターネット広告制作費の状況から察するに5GやWiFi等の通信環境の飛躍的向上やスマホや各キャリア通信容量制限拡大等に伴って、インターネットにおけるリッチな広告が拡大しているようです。B2B関連ではInstagramやタクシー広告とのクリエイティブ連携等も見受けられますし、今後ますます動画コンテンツは増加していきそうです。

③インターネット広告制作費 3,850億円(前年比113.2%)

  • 新型コロナの影響により冷え込んでいた生活者の消費マインドの回復と、オンライン消費スタイルの定着、また、企業のDX化が一層加速したことなどにより、インターネット広告の制作需要が拡大した。
  • 制作物の種類で状況を見ると、動画広告の伸長が顕著であった。動画広告にはブランドムービーからSNSでのバズ動画までさまざまな種類のものがあるが、中でもブランドムービーをはじめとするリッチコンテンツ※が大きく増加した。
    ※音声や音楽、動画、アニメーションなど、動的な要素を含むコンテンツ、制作物。ここでは、高品質な動画を指す。

引用)dentsu

 
今、私の周りでも個人的に動画編集できる人は多くいます。そして個人的にYouTubeチャンネルを解説している人も数多くいます。iPadで動画編集も可能ですし、もう簡単な動画編集くらいは誰でもできるようにならなければならない時代になってくるかもしれませんね。私も勉強を兼ねてYouTubeチャンネルを解説していますが、今後ますます動画編集にも傾注していきたいと思います。


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