米国時間8月29日、Facebookは日本を含む世界中で展開を開始したと発表しました。要はYouTubeのFacebook版ですね。これでFacebookは動画市場の本格参入を開始したことになります。
Watchって?
簡単に言いますと、Facebook内メニューにある動画コーナーですね。これからの成長如何によってはMessengerやInstagramのように独立したアプリケーションになっていくのかもしれません。
内容としては、YouTubeと同様ですね。Facebookのフォローアカウントや動画クリエイターの動画を中心に閲覧できます。1年前に展開された米国では既に約5,000万人が使用しているようですが、動画視聴対象者はFacebookユーザーのみになりますので、その辺はYouTubeとは異なるかと思います。また、動画クリエイターによるUGC(User Generated Contents)以外にもAmazonプライム・ビデオやNetflix等のプレミア公開系とも一部サービスが重複しますので、Watchの幅広いサービス展開が吉と出るのか(ユーザーの動画利用をWatchが中央集権化)、凶と出るのか(風呂敷を広げ過ぎて市場価値が不明瞭になる)…今後の動向に要注目ですね。
- 新たな動画を発見: エンターテイメント、スポーツ、ニュースなど、パーソナライズされたWatchフィードから最新の動画を探すことができます。
- お気に入りのクリエイターやパブリッシャーをフォロー: Watchフィードの一番上に、フォローしているFacebookページに最近投稿された動画を集めた「ウォッチリスト」が表示されます。ウォッチリストは、Watch内で新たなFacebookページのフォローを開始したり、フォローリストからページを削除したりすることでカスタマイズすることが可能です。
- 動画を保存: ニュースフィードで見つけた動画をすぐに観られない場合でも、Watchに保存しておけば後から観ることができます。
- 動画に参加: Facebookは、利用者の皆様がコンテンツの方向性を形作ることができる、利用者の皆様を中心とした新たな動画体験を構築しています。今後、動画ウォッチパーティ、プレミア公開、またトリビアクイズの新番組「Confetti」のような視聴者参加型動画など、ご自身のWatchフィードから新しい動画体験ができるようになります。決定的瞬間をまさにその場で語り合えるようなライブ動画を簡単に見つけることもできるようになります。
引用)DIGIDAY
新しく独自市場を作れるか
今のところ「YouTubeで良いじゃん」「Amzonプライム・ビデオで良いじゃん」という判断になってしまうでしょう。でも、Watch専門の超人気動画クリエイターの登場やプレミアム動画の独占配信等、Watchならではのオリジナル動画コンテンツがどれくらい増えるかによって独自市場開拓は可能です。
Watch側のマネタイズはまだ微妙ですが、まずは利用ユーザーの拡大がポイントになるのかなと感じています。