Twitterでのタイムラインに関しては、2016年2月から重要な新着ツイート順に表示されるようになっていました。しかし、今後はまた新着順の表示にも戻せる――つまり、どちらか選択できる仕様に変更していくとのことです。
どういうこと?
Twitter Japanによるツイート内容から理解するに、今までのタイムライン表示が重要性の高い(反応率の多い)新着順でした。そしてその表示規則が今までは最適だったと判断していました。しかし、最近のユーザーの声や動きから判断するに、単純な新着順の方が良いのではないかという判断も増してきたとのことです。
そこで、重要な新着ツイート順か、ただの新着ツイート順かを切り替えられる機能テストをロールアウトしていくとのことです。
1.Twitterは利用者の皆さんのタイムラインやツイートがどのように表示されるかを、よりコントロールしやすくできるように新たな方法に取り組んでいます。
— Twitter Japan(@TwitterJP) 2018年9月17日
2.重要なツイートをタイムラインのトップに表示することで、皆さんがTwitterをより快適にご利用いただけているということを学びました。一方で、皆さんからいただいたご意見の中に、新着ツイートの方が見たいという声もいただきました。
— Twitter Japan(@TwitterJP) 2018年9月17日
3.私たちは、重要なツイートと新着ツイートの切り替えが簡単に行えるタイムラインをご案内できるように取り組んでいます。こちらに関するテストは数週間の内に始まります。
— Twitter Japan(@TwitterJP) 2018年9月17日
ただ、そのテスト前に現在の「重要な新着ツイートをトップに表示」機能をアップデートしました(詳細はTwitterのタイムラインについてを参照)。これをオフにした場合は、今まで「最近のハイライト」という形でフォロー外の重要なツイート(人気ツイート)が表示されるケースもありましたが、今後はフォローアカウントのみの新着順に表示されるようになるとのことです。そして、前述のテストに関しましては、ここのオンオフ部分で重要なツイートと新着ツイートの切り替えが出来るように変更されていくとのことです。
4.こちらのテストを開始する前に、[重要な新着ツイートをトップに表示] を本日アップデートいたします。
— Twitter Japan(@TwitterJP) 2018年9月17日
5.オフにすると、フォローしているアカウントのツイートのみが新しい順でタイムラインに表示されます。こちらがオフになっていたとき、フォローしてないアカウントから、[最近のハイライト] として表示される場合がありました。
— Twitter Japan(@TwitterJP) 2018年9月17日
6.重要なツイートと新着ツイートの切り替えが簡単に行えるタイムラインの提供が始まりましたら、こちらの機能に置き換えていく予定です。今後とも、皆さんから頂戴するご意見から学び、改善を加えてまいります。
— Twitter Japan(@TwitterJP) 2018年9月17日
さらに表示のさせ方に新しい機能追加
そして、畳みかけるようにTwitter Japanから新しい機能紹介がありました。これは、タイムライン上に流れてくる特定のツイートに対して、表示回数を減らしたり、自分に関連性がないことを伝えたりできる機能です。これによってフォローアカウントの誰かが反応した投稿の表示が自分に全く関係ない場合、ある程度制限をかけられるようにできたりします。
さすがに表示回数を減らす量まで設定は出来ませんが、タイムライン表示がユーザー単位でコントローラブルになることは有難いですよね。
タイムラインの表示方法をさらにコントロールしやすく?
[重要な新着ツイートをトップに表示]のチェックボックスをオンにし、「ツイートの表示回数を減らす」をタップすると、ツイートのフィードバックを提供するご案内が順次搭載されるようになります。
— Twitter Japan(@TwitterJP) 2018年9月18日
今回の機能改善の背景にあるもの
今回のこのTwitterによるタイムライン表示のカスタマイズは「人気投稿を見たいか新着投稿を見たいか」というマクロな潮流の解釈に焦点があると考えられます。事件や事故等、緊急を要する情報取得が良い例かもしれません。人気投稿の表示であれば、大多数が知り得ている情報を自分も知り得ることが出来ます。しかし、その後の状況変化があったことにはすぐに気付けないケースも多いでしょう。反面、新着投稿の表示であれば最新の状況を知ることは出来ますが、そもそもの大多数が知り得ている情報を逃してしまうケースもあります。
ですので、結局は個人の情報収集方法に依存してしまうわけです。であればTwitterとして、少しでも個人の情報収集方法の手助けが出来るよう、今回の機能追加を図ったということではないでしょうか。
何にせよ、拡張性が高まる機能が入ることは良いことですね。