Googleが現地時間2016年5月16日にソーシャルアプリとなる「Spaces」のリリースを発表しました。WEBの他、iOS、Androidアプリでそれぞれ既に利用可ですが、spaces.google.comというサブドメインを使っているあたり、真剣に取り組みそうな予感もします…うーん、発展は微妙ですが、Google+やFacebookとはどう違うのでしょうか。
参考サイト
- Google、新ソーシャルサービス「Spaces」をAndroid/iOS/Webで公開 – ITmedia ニュース
- Google、小規模グループ向けの情報シェアツール「Spaces」を提供開始 | ガジェット通信
- ウェブ・YouTube・写真・Twitterなど多数のコンテンツを共有できるグループチャットアプリ「Spaces」
使い方
まずSpacesにアクセス、もしくはアプリインストールします。SpacesはGoogleアカウントがあれば利用できます。そして「スペース」という名前のグループ(≒トピック、板)を作成します。何か話題を作るわけです。自分一人でこの話題を作ってもメモ程度にしかなりませんので、ここで他の人を招待します。招待のしかたはメール、SMS、Twitter、Facebook等です。
それから、そこにトピックをあげるのですが、トピックの上げ方は様々で、テキストベースでも、URLでも、画像でも、動画でも結構です。そしてそこに招待された人がコメントし合うという…。さらにテキストやコメントには、「ステッカー」という名前の(LINEやFacebookで言うところの)スタンプ機能もあるようです(スタンプ機能のことは英語だと確かにステッカーになります)。情報シェアツールとか、小規模グループチャットツールとか、色々な言い方がありますが、私から言わせてみれば短期クローズド掲示板って感じですかね。
位置付けは?
FacebookやTwitterのように不特定多数が閲覧出来たり、繋がったりするわけではないので、(招待のしかたとしてもFacebookやTwitter活用されていることが裏付けている通り)サービスとしては微妙に異なります。Facebookのメッセンジャーとは少し似ているかもしれません。でも、まぁ…要はLINEですね(笑)。LINEに似ている印象を受けます。ただ、事前に友達やフォロワーを作っておく必要がない分、期間限定での情報共有ツール感が強いでしょうか。
もちろんGoogle+とも微妙に異なるわけですね。
GoogleはずっとSNS市場へのマジョリティ参入を窺っています。Google+は微妙にコケています(笑)。でもFacebookやTwitter、LINEには勝てそうもない…。そこで、この短期クローズド掲示板を行うことで、イベントまでの少数情報共有として使用したり、一時的な親交同士でのやり取りとして、スポット活用してもらえるようになるのが狙いなのではないでしょうか。そしてその頻度が上がっていくようになればいずれFacebookやLINEに勝るような…みたいな(笑)。
ちょっと冷ややかな目で見ざるを得ないのですが(笑)、間もなく「「Google I/O 2016」(Googleの年次開発者発表会)が行われるので、そこで触れられると思います。