Facebookは米国現地時間5月24日、ユーザーに対してプライバシーに関する情報確認の通知を順次行っていくという発表をしました。例の一件以来、様々な善後策を行ったうえで、今回の動きとなります。
どんな内容?
要は、今後数週間に渡って各ユーザーに連絡し、各ユーザーが設定している情報内容を再確認するのと、その情報の活用範囲を再確認してほしいという内容です。
ユーザー単位で「設定している情報はこれで合ってますよね?」という内容と「これらの情報はこういった形で利用させていただいています」という内容を連絡するそうです。
- Facebookが、より関連性の高い広告を表示するために、どのようにパートナーからのデータを利用しているかについて
- プロフィールで公表されている政治観、宗教・信仰、交際ステータスについて
- プライバシー保護の機能を含む、どのようにFacebookが顔認識機能を使用しているかについて
- 4月に発表したサービス規約およびデータに関するポリシーの更新について
押しつけがましくないように
また、既に情報に関する制限設定をしている項目内容については、再通知しないようにしているそうです。
しつこく連絡することでユーザーの嫌悪感を誘発したり、ユーザーが面倒と感じるようなことを何度も設定させたりすることで、Facebook離れに繋がらないよう配慮しているてわけですね。
良くも悪くも5月25日より施行されているGDPR(一般データ保護規則)のタイミングと重なってしまっているため、プライバシー情報保護に関してはFacebookも一応慎重になっているようですが、世間の風当たりは強いようです。
上記のようなコメントにもしっかり応えられる通知がユーザーに届くのか、様子を見てみたいと思います。