WEBマーケティングのご担当者様が自社のFacebookページやTwitterアカウント、LINE@やGoogle+ページ等を運用されているケースは多々あると思います。実際私がお付き合いさせていただいているご担当者様は皆様活用されています。でも、よくある質問として「最近のFacebookのアクティブ率ってどうなの?」とか「PinterestとInstagramどっちやるべきだと思う?」とか「どういう投稿をしていくとレスポンスが良いの?」とかが多いです。
エンゲージメント・ゾーンを第3者メディアに依存すること
企業がメディアチャネルとしてオウンドメディア(Owned Media≒自社媒体等で優位性を謳う)、アーンドメディア(Earned Media≒SNS等で共感を得る)、ペイドメディア(Paid Media≒広告媒体等で気付きと興味を作る)というトリプルメディア戦略を考えることがありますが、ここでのアーンドメディア戦略を本当に第3者SNS等に依存して良いのか、私は疑問に考えています。恐らく、共感を得るための(大事な)ユーザーを第3者のSNSで担保していく理由はリーチの期待だけでしょう。広い囲い込みが短期で出来るから第3者SNSに依存するのでしょう。だからこそ、SNSメディアの人気状況やアクティブ状況に対して戦々恐々としてしまうのでしょう。
ちなみにここで述べている共感を得るという要素を紐解くと以下のような内容だと思います。
共感を得る
- なんとなく好き
- 今じゃないけどいつかこのサイトで行動を起こす
- 書いてある内容がタメになる
- 実際にサービスを利用している(したことがある)
私もこういったユーザー層のことをエンゲージメント・ゾーン(愛着のある層)と呼んでいますが、せっかくのこのエンゲージメント・ゾーンを第3者メディアに滞留させ続けて良いのでしょうか。むしろオウンドメディアにエンゲージメント・ゾーンが常駐していた方が絶対的に強くなると思いませんか?
エンゲージメント・ゾーンを自社メディアに
さらに第3者メディアに依存する場合のリーチを考察するのも面倒です。「実際にサービスの対象となるターゲットの含有率はどのくらいか?」「広告によるアプローチはどれくらいのROAS(Return On Ad Spend)になるか?」等です。逆に第3者メディアのユーザーからしても「この広告にいいね!したら他のユーザーにも関心・興味があることがバレてしまう」「実名や自分のペルソナ(自分像)が露呈しているアカウントからアプローチしにくい」等の不安と懸念も生じます。
であれば、それ専用のSNSの場とそれ専用のアカウントを提供してあげた方が良くないでしょうか?例を挙げると「誰もが利用するSNSメディアの中から転職に関連するコミュニティやグルーピングで囲い込む」よりも「専用アカウントで転職専用SNSを設置する」ということです。
さらにそれが自社メディアであれば…競合他社への牽制と潜在顧客の囲い込みも可能になります。そうすることで、ユーザーも嗜好のみで繋がれる他ユーザーと情報交換できたりお互い参考にできたりするようになります。そんな自社メディアに、自社社員、つまり“中の人”も入るようになれば、以下のメリットが醸成されるわけです。
既にGoogleではUGC(User Generated Contents)もクローラーが読み込んでします。良質なユーザーが集まって書き込んでいってくれれば、先日ご紹介したYMYLやE-A-T(参照「検索品質評価ガイドライン」)までも自ずと達成してくれるのです。そんな神ユーザーまで登場する機会を作れるのであれば、場としては最高なのではないでしょうか。
今すぐやりたい…けど
さて、そんな戦略が出来るならSNSメディアの運用はやりつつも、今すぐ実装したいと思うかもしれません。でも、システム開発やら何やらで参入障壁が高そうなのも事実…。
でも…
安心してください!
そんな企画作りましたよ!
是非、お問い合わせください(笑)。