Instagramは、2017年4月26日(米国時間)に、月間アクティブ利用者数が7億人を超えたと発表しました。ユーザーもビジネスも絶好調です。
メディアの成功サイクル
そもそもメディア運営というのは、コンテンツとユーザーとマネタイズ(ビジネス)―つまり、「モノ」「ヒト」「カネ」がうまく回っていかないと成立しません。例えば一時期のTwitterのように、いくら利用者が多くても、マネタイズがうまくいっていなければ株価も落ちるというわけです。逆に言えば、コンテンツが良ければ人は集まってきますし、人が多く集まるところにはマネタイズ機会が生まれます。どれかひとつかふたつがうまくいけば、自ずと3つが成功サイクルするようになるものです。
しかしながらメディア運営というのはそんな易々と出来るものではございません。問題は「モノ」「ヒト」「カネ」の中で、何をとっかかりに、サイクルさせていくかです。特に資金力がない中で始めるのであれば、最も能動的に発揮できる「モノ」―コンテンツ力(中身)でいかに魅力的なメディアにするか、というのを一番最初に考えなければならないところでしょう。
Instagramの成功サイクル
さて、Instagramはその中でも「ビジュアルに特化したシンプルSNS」という確かなコンテンツ力で打ち出されました。利用者数No.1のSNSであるFacebookの集客力も借りることができました。また(Facebookのコメント疲れやいいね!疲れも緩和される)シンプルさが世の中に受け入れられたことで、大きな成功に繋がった気がします。
コンテンツ力に関しても日々進化しており、今年に入ってからはInstagram Storiesのライブ動画が日本でも利用可能になったり、利用者同士で個別に写真や動画を共有できるダイレクト機能がアップデートされたり、どんどん拡張性が高まっています。
そうなると当然利用者も増えるわけで…月間のアクティブ利用者数は、2013年2月に1億人、2014年3月に2億人、2014年12月に3億人、2015年9月に4億人、2016年6月に5億人、2016年12月に6億人と増え続け、ついにこの度2017年4月に7億人を突破したとのことでした。
日本だけではどうか分かりませんが、でも確実に増加傾向にあることは私自身肌で感じています。私の周りでも利用する人が増えました。
さらに、2017年5月3日(米国時間)のFacebook2017年1月~3月の業績ハイライトによれば、総売上高で前年同期比で49%増、アジア太平洋地域の売上高でも前年同期比59%増とのことで、やはり「モノ」と「ヒト」から「カネ」は回りやすいことがよく分かります。
使い勝手は良好♪
実は私の個人的アクティブ率もFacebookからInstagramへ大きく移行されまして…(笑)、やはりInstagramの方が直観的で日常利用も楽です。Pinterestよりも利用者が多く、著名人が積極的に利用していることも大きな利用要因になっていると思います。最近ではInstagramを活用したビジネス相談も多く、運用に関しては色々とご進言するケースも増えてきました。
もしInstagramのビジネス運用上、ビジュアル要素にお困りのご担当者様がいらっしゃいましたら、まずは3ヶ月くらい個人利用してから検討してみてください。利用すればするほど、楽しんでビジネス運用できることがお分かりいただけると思いますよ。