• Facebook日本市場の今後

Facebook日本市場の今後

フェイスブック ジャパン株式会社(Facebook)が2月15日にプレス向け事業戦略説明会を開き、そのフォロー記事が上がっていましたので、いくつか抜粋してご紹介してみたいと思います。いよいよ動画に本腰を入れていく形になるようです。

Facebookについて

Facebookの日本市場は?

よく耳にするのは「Facebook離れが多く、アクティブユーザーが減少している」という噂。こうした噂は、周りの人達の「私、Facebookはやってません」や「情報収集に使う程度」等の意見を根拠にしたものだと思います。私の周りでもこうした声を良く聞きますし、個人的には“一部のリア充アピール利用者意外はたまにFacebookにログインして見る程度が多い”という印象です。

但し、これはあくまでもミクロな市場における感覚値であって、マクロな市場においての感覚値ではどうなのでしょうか。

フェイスブック ジャパンの代表取締役である長谷川晋氏は、2月15日に開催された記者説明会で、「Facebookが若者離れしているのではないか」という声について、「僕らの肌感覚では使われている」と否定した。

引用)CNET Japan

日本のFacebookの月間アクティブユーザーは2700万人で、9割以上がモバイルからアクセスしているという。また、日本におけるInstagramのアクティブユーザーは1600万人におよぶことが初めて明かされた。

引用)CNET Japan

実際、アクティブユーザーを厳密にカウントするような手法は無いのでFacebookに関しては感覚値でしか分かりません。しかし、Instagramの方は確かに私の周りも含めて利用者は多いと実感しています。Instagramはネットサーフィンというか…インターネットにおける目の保養にちょうど良いんですよね(笑)。コメントのやり取りや文章入力等のシンプルさも心地良く長続きしそうな仕様に(結果的に)なっています。

今後は動画に注力

昨年からFacebookは動画事業に注力するということを公表していました。先日もストリームに流れる動画の音声もデフォルトで自動再生化する等、Facebookは動画における意識喚起を行っています。

代表取締役の長谷川晋氏はFacebook上で1日に平均して80億回動画が再生されていると説明。Facebookではすでに大量の動画が視聴されており、ポテンシャルがある。

引用)DIGIDAY[日本版]

テレビのスクリーンでFacebook動画を視聴できるようになる。友人がシェアした動画やフォローするページの動画を観ることができる。これまでのニュースフィードで流れる形式だったが、「保存したビデオも観れる」ということなので、YouTubeのようなアーカイブ型に足を踏み入れようとしているようだ。

引用)DIGIDAY[日本版]

今後は独自の動画コンテンツ事業も展開していくのではないかと考えられますし、その第1弾としてFacebook Stories(日本導入は未定)があったことも想像できます。

「ビジュアルヘビーなプラットフォームが求められている。スマートフォンの時代には写真、そしてモバイル動画がコミュニケーションの主役になる」。

引用)ITmedia マーケティング

スマホと動画を活かした事業展開を行っていくことで、Facebook、Instagramの先にある市場を取り込むと同時に、YouTubeTwitterの市場を牽制していく構えなのかなぁと窺えます。

また、そんな新規動画事業をメディア化し、そこは匿名も受け入れていくことで、原則実名制であるFacebookがゆえの(良い点とは別の)マイナス要素に関しても、ある程度払拭していくことができるのではないかと想像してしまいました。

何にせよ、今年のFacebook事業展開は面白くなりそうです。

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