Instagramでは、米国現地時間8月4日、NFTをInstagram上で投稿としてシェアできる機能を(日本を含む)100ヶ国で実装することを発表しました。もともと米国の一部のクリエイター(作成者)やコレクター(所有者)でテスト的に運用していたのですが、これが本格的に導入される形になります。というわけで、こちらについてご紹介したいと思います。
デジタルコレクティブル機能
このInstagramのNFTシェア機能をデジタルコレクティブル機能といいます。NFTを作ったクリエイターやNFTを所有しているコレクターがデジタルウォレットと連携してInstagram上でシェアしたり、クリエイターやコレクターをタグ付けしたりできるようになります。これによって売買機会を作ったり、NFTを自慢出来たりするわけですね。
- デジタルウォレットとのリンク:リンクが完了すると、クリエイターやコレクターは、どのNFTをInstagramでシェアするかを選べるようになります。
- デジタルコレクティブルのシェア:クリエイターまたはコレクターがデジタルコレクティブルを投稿すると、画面がきらめくような特別なエフェクトがつき、作品の説明などの公開情報も表示されます。また、シェアしたNFT投稿はプロフィール画面の専用タブでも見ることができます。
- クリエイターとコレクターを自動でタグ付け:シェアしたデジタルコレクティブルの作成者(クリエイター)と所有者(コレクター)が投稿に自動でタグ付けされます(ただし、プライバシー設定が優先されます)。
引用)Metaについて
NFTとは…いまさら説明するのも…なので、以前の記事をご覧いただければと思いますが、デジタル上に存在する唯一無二のモノを指します。NFTは色々なデジタル物が対象になりますが、実際には画像や動画等が多いので、確かにInstagramとの親和性は高いですね。
ついに大手SNSとNFTの連携が…
実際に導入時期には言及されていませんが、既に日本ではVERBAL氏(@verbal_ambush)らに試用してもらっているようで、そこから確認できると思います。詳細はMetaの記事をご覧ください。
それにしても、いよいよ大手のSNSがWeb3.0やNFTを活かした機能を本格導入し始めましたね。そもそもTwitterはツイートがコレクターの対象になっていたり、NFTへの呼び水として使われていたりはしていましたが、直接的にNFTとの連携を大手が導入するのはセンセーショナルではないでしょうか。
これからWeb3.0を活かした次なる施策が色々と出てきそうですね。そのうちSNSもブロックチェーン技術による運営になるかもしれません。新しい世界の幕開けなのでございます。