先日、第3者メディアにエンゲージメント・ゾーンを依存することについて私なりの意見をご紹介させていただきましたが、本日TechCrunch Japanでも「Facebookページ停止でフォロワー400万人を失う」事例が紹介されておりましたので、共有したいと思います。
何があったのか
海外で有名人のゴシップネタを紹介するサイト「The Shade Room」がFacebookページで420万人のフォロワーを持っていたらしいのですが、これをFacebook側が停止したとのことです。
引用)TechCrunch Japan
たとえ法人アカウントであろうとも、飽くまでも土地は他人様のものなので、TwitterであろうともFacebookであろうともメディア側のルールやマナーに合わせて運用しなくてはなりません。その分得られる利益が大きいため、企業側は従っているのが現状だと思います。
引用)TechCrunch Japan
今回のケースは恐らくはゴシップ(スキャンダル)ネタとなる投稿内容が公序良俗に反していたり、著作権が不明確だったりしていたことからFacebook側で停止された可能性も推察できますが、本当の理由はまだ掴めていない様子です。
対岸の火事ではない
海外のゴシップサイトのFacebookページだからと言って安心してはいけません。勿論今回のケースのように(もしかしたら)公序良俗や著作権違法等が原因だとしたら、そもそもどんなサイトであれメディアであれダメですし、Facebookがページを停止した判断も正しいでしょう。事前にFacebook側からの該当サイトへ再三に渡って連絡がいっていたのかもしれません。
しかしながら、420万人のフォロワーを積み上げるために一体どれだけの時間とお金を費やしてきたのか…そしてそれが原因の改善によって復調してくれるのか…全てが水泡に帰す可能性も充分にあります。もしこれがオウンドメディアだったら、公序良俗や版権に関わる部分を訂正・改善・謝罪することで解決の糸口を模索することだってできたはずです。
つまり、第3者に運用権を依存する怖さがここにあると私は考えています。「自分達の企画を売りたいだけだろ」という突っ込みを受けるのであれば確かにその通りです(笑)。でも、そのことを差し引いたとしても、やはりオウンドメディアにSNSを導入した方が長期的且つ多角的に良いような気がします。
今回は、ちょっとエンゲージメント・ゾーンへの思考選択肢を幅広く捉えていただきたく、ご紹介してみました。