もともとFacebookのプライバシー設定は、ユーザーには非常に分かりづらい仕組みとなっていました。少なくとも私には訳が分かりませんでした。そして、今回Facebookはより詳細のプライバシー管理が可能になったと発表しましたので、ご紹介します。
何をしたの?
Facebookは人々を繋げるSNSとして、世界中を牽引しているメディアです。また利用者にとっては、リアルな友人との諍いやゴタゴタもFacebookに影響しやすいです。従って、プライバシー管理は徹底すべきところでしょう。分かりやすく徹底管理できるようにすることは大事です。
まず今回、Facebookは「プライバシー基本ガイド」というのを作成しました。気になる方は是非ご覧ください。特に「プライバシーの管理」ページは投稿や個人で運用している人にとっては、具体的な利用時に役立つ切り口で紹介してくれています。
他にも、投稿の公開対象を設定するのにプライバシー選択設定ツールを活用することを推奨したり、個人情報の取り扱いに関するポリシーを明確化したりしました。他にも以下のようにFacebookのプライバシー管理に関する取り組みや姿勢を明言しています。
よりリアルとの連動を
ここからは私の個人的な意見ですが、こうしたFacebookの取り組みには、ユーザーからしてみれば、利用し続けることで徐々に体感し理解していくものだと思います。同時に社会的脅威に繋がるもの、公序良俗や犯罪に抵触するもの等も、しっかりと淘汰されることを理解していくと思います。そしてそういったユーザーの無意識的理解が、(リア充であろうが日々の回顧録であろうが)実際の生活に根付いた利用をもっと促進していくことに繋がるのでしょう。つまり、Facebookは第2のリアルと言いますか、生活記録のアピールを補佐するツールとして絶対的な位置付けを確立するものとなっていきます。近い将来、Facebookの利用者は限りなく100%になるかもしれません。
しかしその一方で、アクティブユーザーという点では、「アカウントはあるけど利用はしていない」人もずっと存在し続けると思います。Facebookがリアルに近づけば近づく程、リアルに不満を抱いている人には利用しづらくなるものですから…(笑)。皮肉なもので、Facebookがより安全に実生活連動していけばしていくほど、仮想交遊できる場所も求められるわけです。要はFacebookの改善や拡大はTwitterのアクティブユーザーの増加にもつながるのではないか、と…。
最後は感想文みたいになってしまいましたが、とにかくFacebookは改めて「色々なものの見直しを図っている」と分かる、良い情報でしたのでご紹介しました。