5月5日付でGoogle+にコレクション機能が付きました。これはユーザー単位でフォローするというよりもトピックス単位でフォローできるものでして、確かにあちこちで言われている通りPinterestのボードにおけるRepinに似た機能です。
どんなやつなの?
「コミュニティとどう違うの?」という声や「#(ハッシュタグ)とどう違うの?」という声があがってきそうで、ややこしいので簡単にご説明します。
まず、Google+内のコミュニティは、いわゆる「場」を設けるわけで、そこに様々なユーザーが入って投稿できるというシステムです。そのコミュニティ内での投稿であれば何でも良いわけです。閲覧できるユーザーへの制限は管理者側で最初に設定可能です。
また、ハッシュタグとはGoogle+内での検索に引っかかりやすいように、もしくは一定の文言で投稿を拾うために付ける投稿のマーキングみたいなものです。
対して、今回のコレクションとは、投稿単位におけるお気に入りのものをまとめておくことが出来る宝箱のような機能でして、作成しているユーザー(コレクション管理者)をフォローしなくてもそのコレクション単位でフォロー可能です。もちろんそのコレクション内に投稿することもできれば、他の人の投稿内容を再共有という形でコレクション内に追加することも可能です。
Pinterestのボード機能と似ていて、Google+では点在する様々な投稿をコレクションというテーマ性をもとに、トピックスとしてまとめることができるわけです。
既に↓以下のように、GoogleのWebmastersでもモバイルやニュース、ティップスとしてコレクション化しています。
で、どうなの?
コレクションをフォローしているユーザーは、コレクション内に上げられた投稿がストリームに流れてくるので、一定のテーマ性のあるトピックス投稿が(たとえ投稿の大本が全然知らないユーザーでも)目に留まるわけでございます。
コミュニティでも同じような使い方をしようと思えば出来ますが、コミュニティは”ユーザー間”というイメージが強いですよね。コレクションは、それよりもどちらかというと機械的に投稿をチェックできるイメージが強いです。
ちなみに、既に誰かが作成したコレクションは、その作成したユーザーのプロフィール項目にコレクションとして表示されています。他にはコレクション内のオススメ項目から、フォローユーザーの作成したコレクションを確認することが出来ます。でも、フォローしているユーザーが作成したコレクションはデフォルトでフォローしちゃうようになっているので、作成者がチェック項目を外すか、フォロワーが自分で解除するしかないようです。
このコレクション機能は、今のところPC(ウェブ)とAndroidアプリで使用可能のようで、iOSアプリではそのうちにといったところでしょうか。
目的は?
もちろんGoogle側しか分かりませんが、私が思うに、点在するGoogle+内の投稿をより体系化するための手段として、(コミュニティやハッシュタグ以外でも)一定のルールで発見できるようにするためではないでしょうか。
上手く使うとしたら、よりビジネスライクに投稿を考えた場合に良いかもですね。また、ユーザー間のコミュニケーションが活性化するというよりも、世界単位で共有する良いきっかけ作りの手段って感じですかね…。いずれにしましても、Google+ブランドページを扱われている企業のご担当者様には知っておいた方が良い情報だと思います。