AmazonやGoogle、LINEが次々とスマートスピーカーを発売しています。昨年前はプロトタイプ的なイメージで、非日常的な話として受け止めていた程度でしたが、日本での発売を機に現実味が出そうです。周りの人がスマートスピーカーを手にし始める前に、少し勉強しておきましょう(笑)。
スマートスピーカーとは
平たく言えば、会話型お手伝いロボットです。硬い言い方をすれば、インターネット通信による言語処理機能型AI(人工知能)アシスタント機器になります。家庭における究極的助手ですかね。
このIoT(ネットで繋がっている物品)の究極的な位置付けとして2015年に発売(日本未発売)した「Amazon Echo」は海外で大人気商品となっていて、世界的にも有名な商品ですよね。これは「Alexa」というAmazonが持つ人工知能(Appleの「Siri」みたいなもの)を家庭で利用できる機器です。
家庭の電化製品と同期させることで、口頭で電灯やエアコンのオンオフも可能です。
そして同じように登場したのがGoogle Assistant機能を搭載した「Google Home」です。こちらの方が想像しやすいかもしれませんが、要はGoogleの音声検索機能をそのままモノに置き換えた形ですね。「Amazon Echo」同様に様々な電化製品と同期させることができます。
廉価版が登場
そして、Amazonからは「Amzon Echo」の廉価版として2016年に「Echo Dot」が発売されていましたが、いよいよ「Google Home」も「Google Home Mini」が発売されます。
そして、この「Google Home Mini」は「Google Home」と合わせて本日から日本でも発売します。ついに私たちにもスマートスピーカーが身近な存在になるわけですね。
さらにAmazonは「Echo Spot」という時計&画像付きの廉価(&進化)版を発売し、EchoシリーズをPlusとかShowとかDotとかSpotとか…どんどん拡大しています(それぞれ機能や位置付けが違ったりしています)。
さらにさらに、今回LINEが独自AI「Clova」を搭載したスマートスピーカー「Clova WAVE」を10月5日に発売しました。
AIアシスタント「Clova」を搭載し、音声で操作することができるスマートスピーカーです。音楽再生、家電の操作、LINEへのメッセージ送信、天気予報や運勢などの案内など、毎日の生活に役立つ機能を提供します。
なんかすごいけど…
とにかく次々にAI搭載のIoTが発売されていますが、私はAIといってもまだまだビッグデータのマイニング機能に過ぎないと思っています。
今のAI技術は、世界各地で繰り広げられている様々な情報を処理して、「こう言われればこう」という法則を最適化しているに過ぎず、自らが進んでアイデアを持つほどではないと思います。まぁ、自らが進んでアイデアを持った段階で、それはターミネーターの世界になってしまいますが…(笑)。なので、人工知能と言われてしまうと怖いイメージを持ってしまう人もいるかと思いますが、結局はまだ「自動学習機能」という名の“ビッグデータ最適化処理”という解釈に過ぎないのではないかと考えています。しかしながら、IoTの存在はそれを劇的に加速化してくれますが…。
保守的な人は、こういったIoTを、自動通信でいる限り「犯罪の温床になりかねないから使わない」と思うかもしれませんし、先進的な人はこのままAIとの共存を望むかもしれません。色々な解釈があっても良いと思いますが、自分の選択と違う進み方をした人を軽蔑するのだけはやめましょう(笑)。
ちなみに私は今、Google Home Miniに非常に興味を持っています(笑)。