1週間ほど前にGoogle Cloud Japan公式ブログでG Suiteの新たなセキュリティ管理機能を拡充したと発表されました。企業のビジネスにおけるインフラをクラウドで管理するG Suite。これによってより安全な働き方になると良いですね。
G Suiteのセキュリティ強化とは
G Suiteのエンタープライズにおける管理で様々な監視体制が拡充されました。
- セキュリティ キーの強制によるエンタープライズ品質のアクセス制御
- Google ドライブおよびGmailのデータ損失防止(DLP)機能、GmailのS/MIME暗号化によるメールセキュリティの強化
- BigQueryとGmailの連携による、より高度な分析と洞察
実際には、(G Suiteを導入したユーザーの中でも)管理者権限のあるユーザーがより実感できるのではないでしょうか。
簡単にご紹介しますと、以下5つの機能が充実しました。
- G Suiteの管理者は、アカウント作成したユーザーに加えて、セキュリティキーを付与したユーザーのみのアクセス展開を管理することができ、さらにその使用状況も確認できる。
- Gmailにあったデータ損失防止機能(DLP)をGoogle ドライブでもできる。
- G Suiteの管理者は、アカウント作成したユーザーのGmailの電子署名付きメール(S/MIME)化の強制ができる。
- G Suiteの管理者は、アカウント作成したユーザーのGmailログ分析ができる。
- Gmailのアーカイブ(過去の送受信内容)を管理するサードパーティ制ツールと簡単に統合できる。
管理者側からすれば、フィッシングやなりすまし、盗み見の防止や発見に繋がりますので便利ですし、毎日のようにチェックしなくとも、事後確認等でも有用な機能であると思います。
様々なデータ流出が取り沙汰される昨今、クラウド管理に対する妙な不安感等に対しても、こういう細かな取り組みが少しずつ安心感を醸成していくのかもしれませんね。零細企業や中小企業にとってはますますG Suiteは使いやすくなるのではないでしょうか。G Suiteに限った話ではありませんが、私個人的には、グローバルではなく日本ならではの説明書きがもう少し欲しいところではございます(笑)。