FacebookがCSRの一環として進めてきた「デジタルリテラシーライブラリ」の日本語版がようやく完成したようですので、そのご紹介をします。私の個人的感想としましては、対象は若年層を相手にする教育者だけでなく、ネット社会に馴染みの薄い中高年層もレッスンを受けるべきだと思いました。
どんな背景?
SNSにおけるトラブルやいじめ、炎上や犯罪等が跋扈しておりますが、こうした問題の原因のひとつとして考えられるのは「利用者の未熟さ」だと思います。でも、もちろんFacebookがそういう言い方はできないわけで…そこで、「デジタルリテラシーライブラリ」と称した無償サービスを開始しました。要は、若者に教育していく立場の人向けに「インターネットやSNS、CGMにはこういう付き合い方をしていきなさい――と教えなさい」という指南をマインドレベルから提示してくれるサービスです。
今年の夏に英語版がリリースされ、その後各国語での翻訳が進められてきましたが、ようやく日本語版も登場したとのことです。
どんな内容?
内容としましては、プライバシー(個人情報)の取り扱いを自社他者目線で解説してくれたり、自己主張の仕方だったり、セキュリティ面におけるパスワード設定方法だったりと、大凡“自分のアカウント”なるものを作る時の注意点が多いです。
レッスンの数は全部で18ありまして、大きく5つのカテゴリから形成されています。
レッスン内容
いずれも1時間以上のレッスン時間ですので、マイペースに少しずつ学習していけるようになっています。
対象はどこまで?
このサービスは、若者教育者向けと銘打っていますし、教育者自身でアレンジやカスタムも可能とのことですが…。昨今の著名人のSNSにおける炎上(わざと行っているものは別)や、イチ会社員の不用意な発言等を考えると、とにかく誰もが一度目を通した方が良いのではないでしょうか?