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サイト評判の悪用に関するポリシー

Googleは米国現地時間11月19日、サイトの評判や価値を悪用したサブドメインやサブディレクトリ展開する運用(私はドメイン貸しと呼んでいます)に関しまして、ポリシーを明確化したことを発表しました。要は、理由はどうあれ、ドメインを使って主運営と関係ないコンテンツサイトを運営していたらアウトですよ、という話です。以下、Googleの発表内容を和訳しながら解説します。

本日、弊社ではサイトの評判の悪用に関するポリシーの更新を発表しました。変更内容と変更理由の詳細については、弊社のブログ投稿をご覧ください。

引用)@googlesearchcより和訳

Googleからの発表内容

まずは、GoogleのSearch Central Blogより和訳してご紹介します。

サイト評判の不正使用に関するポリシーの更新

今年初め、スパム対策と優れた検索体験の提供を目的とした取り組みの一環として、サイト評判の不正使用に関するスパムポリシーを導入しました。これは、ホストサイトにサードパーティのコンテンツを公開し、ホストサイトがすでに確立しているランキングシグナルを悪用しようとする手法です。この手法の目的は、コンテンツが別のサイトに掲載されている場合よりも上位に表示されるようにすることであり、ユーザーにとっては検索体験の質の低下につながります。

このポリシーの導入以来、ホワイトレーベルサービスとの提携、ライセンス契約、部分的所有契約、その他の複雑な事業提携など、様々な場合の当事者(第1者)の関与が考えられる状況を検討してきました。多数の事例を検証した結果、コンテンツの第3者としての性質や、ホストサイトのランキングシグナルを悪用しようとする不公正かつ搾取的な性質は、いかなる場合の当事者による関与であっても悪質な方法であることに変わりはないことが分かりました。

この種のスパム的な行為をさらに明確にターゲットとするため、ポリシーの文言を明確化しています。サイトのランキングシグナルを悪用しようとして、第3者のコンテンツをサイトで使用することは、当事者の関与やコンテンツの管理の有無に関わらず、本ポリシーの違反であることを明確にしました。本日より有効となるポリシーの文言は以下の通りです:

サイト評判の不正使用とは、ホストサイトのランキングシグナルを悪用して検索ランキングを操作することを目的に、第3者のページをサイトに公開する行為を指します。

ポリシー違反の判断を行う際には、様々な要素を考慮し(コンテンツが作成された経緯に関するサイトの主張をそのまま鵜呑みにはしません)、第3者コンテンツが不正に使用されているかどうかを判断します。スパムに対して手動による対策を受けたサイト所有者は、登録済みのSearch Consoleアカウントを通じて通知を受け取り、再審査リクエストを提出することができます。

注意すべき点として、第3者コンテンツが全てこのポリシーに違反しているわけではありません。サイト評判の不正使用に該当するもの、該当しないものについては、スパムポリシーのページで詳しく説明しています。

サイト評判の悪用問題とは別に、サイトの一部だけが独立しているのか、またはサイトのメインコンテンツと著しく異なっているのかを理解するためのシステムと方法も準備しています。これらの領域を独立したサイトとして扱うことで、メインサイトの評価によってサブセクションのランキングが不当に上昇することがないよう、公平性を確保しています。Googleでは、これらのシステムの改善に継続的に取り組んでおり、これにより様々なサイトから最も有益な情報を提供できるようになります。

サイトのセクションの違いを理解するための取り組みにより、サブセクションがサイト全体のシグナルから恩恵を受けられなくなれば、トラフィックの変化につながる可能性があります。これは、これらのサブセクションが何らかの形で格下げされたり、弊社のスパムポリシーに違反していることを意味するものではありません。サイト内に位置している場合でも、それらを個別に測定していることを意味します。

このサイト評判の不正使用ポリシーの明確化により、最も有益な検索結果を上位に表示し、不正操作に対処し、すべてのサイトがコンテンツの質に基づいて平等にランキングされる機会を確保することが可能になります。サイトオーナーの皆様にはこの更新されたポリシーに慣れていただき、検索エンジンの上位表示を目的とせず、人々の利益となるコンテンツを優先した高品質なWebサイトの構築に注力していただくようお願いいたします。

引用)Search Central Blogより和訳

 

つまり、第3者コンテンツサイトがドメイン評価を活かす目的で作られている場合、当事者の関与有無に限らずインデックスから外す手動対策を施すとのことです。これはどうやら自動的なアルゴリズムによる摘発では無いようです。また、単純に当事者が別サイト的に自然に運用しているものに関しては理解するようにシステムを調整しつつ、それもドメインの評価を不当に受けないように調整するとのことです。もしかしたら、それが正当な場合であってもドメイン評価が活用できていた副次的コンテンツサイトは評価を調整されることで、ランキングが下がる可能性もあるとのことでした。

また、今回の発表内容に伴い、スパムポリシーページも若干表現が変わりました。

以下、スパムポリシーページにおける[サイトの評判の悪用]セクションの文言です(新しい説明のほうは英文を和訳しています)。

  • 今までの説明:サイトの評判の不正使用とは、ファーストパーティの監督や関与がほとんどまたはまったくない状態で、サードパーティのページを公開することを指します。その目的はファーストパーティのサイトのランキング シグナルを利用して検索ランキングを操作することです。
  • 新しい説明:サイトの評判の不正利用とは、ホスト サイトのランキング シグナルを利用して検索ランキングを悪用しようと、サイトにサードパーティ ページを公開する行為です。

また、第3者サイトとしてドメインを不正利用している境界線を知りたければ、スパムポリシーページにある[サイト評判の不正利用]セクション内の例をご覧ください。

まぁ、胸に手を当てて考えればホワイトハットかブラックハットかは分かりますよね。心配な方はご相談ください。

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