※ 2018年1月現在でスマホのタイトル仕様に変化がございましたので、書き直しています。
以前に「タイトルの設定について」や「descriptionの設定について」をご説明しましたが、最近多く相談を受ける「スマホのタイトル文字数はどう捉えれば良い?」というご質問に関して、ふわふわ持論をご紹介したいと思います。
調べてみました
実際に私が様々なクエリをスマホで検索して、そもそものタイトル文字数が40文字(80byte)を超えているSERPsを調べたところ、途中で省略されている文字数においては以下のパターンがありました。
17文字で切られている
タイトルタグ内での記載のうち、サイト名を含んだ17文字目で表記完了していた。
20文字で切られている
タイトルタグ内での記載のうち、サイト名を含んだ20文字目で表記完了していた。
19文字で切られ+サイト名
文章としては19文字で一旦切られ、20文字目から「 – 」を挟んでサイト名が表記されていた。
35文字で切られている
タイトルタグが35文字で一旦完了しており、36文字目に…で表記完了していた。
43文字のタイトル全てが表示されていた
サイト名は一番最初に記載されており、その後文章が並んでいる形のタイトルタグ全てが表示されていた。
上記のサンプルを見ても、明確な法則は見受けられません。どうやらタイトルタグの省略はGoogleの任意中の任意のようです(笑)。ただし、一部なんとなく分かる傾向としては以下2点ございました。
- タイトルタグは36文字(72byte)以内であれば、比較的スマホでは問題なく表示される。
- キリの良いところ(単語)で上手く切られる(省略される)傾向が強い。
スマホ専用の別ファイルだったり、レスポンシブウェブデザインだったり、スマホページの環境によってタイトルの設定方法も様々だと思います。でも、運用サイトがモバイル(スマホ)ファーストなのであれば、たとえレスポンシブであっても、(クリック率を考え)スマホでのタイトル設定ありきでデスクトップも考察すると良いかもしれません。
スマホのタイトルを考える
従いまして、モバイルファーストのレスポンシブ設定やスマホ専用の別ファイルの場合でしたら、36文字以内を順守の上で、以下のいずれかの考えでスマホ用タイトルタグを考察すると良いかもしれません。
20文字以内で記載する
タイトル1行が20文字程度なので、20文字以内でクリック率を高めるようなタイトルを考察し、確実に表示されるようにする。
サイト名を先に記載してしまう
サイト名を最初に記載し、後はキリの良いところで省略されても良いようにする。
全て任せる
デスクトップと同様のタイトルを設置し、Googleによる書き換えに任せる。
一応上から順に私のオススメの考え方でございます。ただ、20文字以内のタイトルだと「(ページ名)|サイト名」の記載方法では限界がございますし、場合によってはサイト名だけで20文字を超えるサイトもあろうかと存じます。その場合は2番目の考え方をオススメします。いずれにしましてもご注意いただきたいのは、サイト全体としてタイトルの表記方法は一貫した方が良いということ。あるページは1番目の考え方でタイトルを設定しているけど、あるページは2番目の考え方でタイトルを設定している…みたいな感じだと混乱を招く恐れがございますので、避けた方が良いでしょう。
今のうちに検証を
一般的にスマホの場合「タイトルは短め、説明文は長めの方がクリック率が良い」と言われています(私の経験値や各所のデータ、風聞等から)。確かにそちらの方がすっきり見える上に、表示されている面積も大きいのでユーザーはクリックしやすいのかもしれません。
そもそもスマホの場合、SERPs1ページ目はデスクトップと比較してもクリック率が高い傾向にあり、クリック率が高いゆえにあまり細かく検証しない方も多いかと思います。でも、B2CやC2Cサイトの場合、7割以上がスマホからの閲覧であるケースがほとんどです。今後を考えると、Googleは表示速度やら何やらとスマホに対する様々なアルゴリズムを導入していくと思います。ですので、今のうちにこういう原始的(?)な施策を熟考しておいてはいかがでしょうか。