FacebookはNewsroomで、より確かな情報が優先されてユーザーのフィードに表示されるようアルゴリズムを更新したと発表しました。
背景には…
以前にもご紹介しましたが、Facebook上で出回った「ローマ法王がトランプ氏を支持した」や「デンゼル・ワシントンがトランプ氏を支援」等という偽ニュースがトランプ氏の米大統領選に追い風になったのかもしれないと話題になり、巷ではFacebookに対する不満が生じていたのも事実でした。昨年11月頃の話です。
発表内容
そこでFacebook側では色々と対策を講じてきたと思いますが、現地時間1月31日に今回の発表がありました。
- より信憑性の高い記事を特定して、その表示優先順位を高める新しいシグナルを導入
- ユーザー個人に対して、関連するような記事内容を予め把握しておくことで、該当記事をリアルタイムに表示する新しい仕組み
引用)Facebook Newsroomより意訳
明らかに偽記事と言いますか…不確かな情報が出回ることを未然に防止するメカニズムですね。これによるFacebook離れを引き留められるとか、そういうものではないですが、Facebookサービスにおけるネガティブな要素は排除できていくのではないでしょうか。
引用)Facebook Newsroomより意訳
それにしても今回は非常に迅速な対応だったと思います(もしかしたら今回のアップデートはトランプ氏の話題以前から進行していたのかもしれませんが)。逆に考えれば、Facebookにとってはそれだけ(ユーザーの滞留率や広告効果等において)ニュースフィードが生命線なのでしょうね。今後はイチユーザーとしても注目してみたいと思います。