• Googleでnoarchiveの廃止

Googleでnoarchiveの廃止

Googleでは米国現地時間10月2日、ドキュメントを変更し、<meta name=“robots” content=“noarchive”>のnoarchiveを廃止することを発表しました。要は「キャッシュを残さないでください」という指示のルール表記でしたが、Googleがそもそもキャッシュ機能を廃止したため、こちらも不要になったというわけです。

October 2
Removing noarchive
What: Moved the noarchive rule to a historical reference section in the robots meta tag documentation.
Why: The cached link feature is no longer available in Google Search results. You don’t need to remove the meta tag, as other search engines and services may be using it.

10月2日
noarchiveを廃止
内容: robots metaタグのドキュメント内で、noarchiveルールを以前の参照セクションに移動しました。
理由: キャッシュリンク機能がGoogle検索結果で利用できなくなりました。とはいえ他の検索エンジンやサービスがこの機能を使用している可能性があるため、metaタグから削除する必要はありません。

引用)Latest documentation updates

どういうこと?

もともと<meta name=“robots” content=“noarchive”><meta name=“robots” content=“nocache”>(このnocacheはそもそもGoogleの対応外です)と入力しておけば、Google等の検索エンジンにキャッシュを残さないように(過去のページをアーカイブ化させないように)することができました。
 

noarchive
検索結果でキャッシュ リンクを表示しません。このルールが指定されていない場合は、Googleがキャッシュ ページを生成し、ユーザーが検索結果から対象のキャッシュ ページにアクセスする可能性があります。

引用)Google検索セントラルより一部

 

今回、英文のドキュメントには以下のようなセクションが追記されました。
 

noarchive

歴史的および未使用のルールの参照

以下のルールはGoogle検索では使用されず、無視されます。これらのルールについてはよく質問があったり、過去に使用したりしたことがあるため、ここに記載しています。

歴史的およびその他の未使用のルールのリスト

noarchive:noarchiveキャッシュ リンク機能が無くなったため、Google検索では、キャッシュ リンクを検索結果に表示させないように制御するルールも廃止しました。
nocache:このnocacheルールはGoogle検索では使用されません。

引用)Google Search Centralより一部和訳

 

そもそもGoogle検索のキャッシュ表示機能は今年の1月に廃止されていたため、noarchiveは意味をなさなくなっていました。cashe:検索演算子も先日使用できなくなりました。今回はそれに伴って、正式にnoarchiveのmetaタグサポートも終了ということです。

他の検索エンジンやサイトでは使用しているかも

また、Googleは「他の検索エンジンやサービスがこの機能を使用している可能性があるため、metaタグから削除する必要はありません。」とも述べており、今回Googleとしては機能を停止したけど、他の検索エンジンや他サイトサービスでは使用しているかもしれないので、引き続き設定はしておいた方が良い旨も表記してくれています。

ちなみに今回のGoogleのキャッシュ機能もそうですが、そもそもキャッシュされるのが嫌いな人はWayback Machineに対してもクローリングを禁止させるようにする必要がありますので気を付けましょう。

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