特にシステムを入れ込まない数百ページ前後のサイトを制作する場合、SEOを意識したWordPress活用サイトの制作手順を、分かりやすくざっくりご紹介させていただきます。私を業者として扱った場合の依頼方法とその対応方法のご説明となっています。実は意外と多い「簡単なプロモーションサイトを作って」というオウンドメディア依頼。コンテンツやライティングのコストは別にしましても、ここまでやって大体20万円前後で済みます。あれ?…営業してます(笑)
参考(ふわふわビジネスブログ内)
サイトの表側を設計する
まずは情報設計です。これは見た目の話ですので、依頼者側と入念に都度打ち合わせをしながら進める必要があります。
サイトの目的を明確化
何のためのサイトか目的を明確化し、ヒアリングシートに記入していただきます。合わせて集客をSEOに依存する場合の期待クエリまでご教示ください。
ディレクトリ構造を整える
ヒアリングシートを元に、期待するクエリを踏襲しつつ、サイトの目的に合わせた施策キーワードを多角的に分析します。結果的に必要なコンテンツやページが判明しますので、そこでディレクトリ構造とサイトマップ案をご提案します。
内部リンク構造を設計する
ディレクトリ構造やユーザー導線に合わせてグローバルナビや内部リンク構造を設計します。SEO上のユーザー導線上の2軸から構築する必要があります。
UIを決定する
設計した内部リンク構造を元に、トップページと中面ページ毎(サイトによって異なります)にUI設計をします。WordPressですので、スマートデバイス対応に関しては基本レスポンシブウェブデザインで、この内容に合わせて一番目的に近しいWordPressテーマを購入(テンプレート購入)します。購入するテーマはカスタマイズが自由であることを前提としていますので、オリジナルにUIを調整していきます。
デザインを決定する
UIが出来上がれば、装飾デザインになります。この際、WordPressならではの不要な表記等も全て削除設定していきます。
仕様詳細を決定する
ファミリーフォントや各種フォント、見出しタグの装飾設定をh4程度まで決定します。
サイトの裏側を設計する
SEOの土台を整えることが必要です。今後の拡張性も含め、余すことなく必要な設定を行います。
ドメイン&サーバーを決定する
ドメインやサーバーを決定いただき、一時的にFTP情報を共有いただきます。最近では新しいgTLD等のご相談も多いので、全てこちらでサーバー含め取得代行を行うケースも増えてきています。
各種登録を行う
正規URLを決定し、Search ConsoleやGoogle Analytics等の各種登録を行います。
各種プラグインの設定
XMLサイトマップやrobots.txt、メニューによってはjQuery等、必要なプラグインを活用し、SEO準備を整えます。この時脆弱だったり拡張性が低かったりするプラグインは使用を避けます。こればかりは数多くのWordPress構築実績がないと判断つかないところです。
詳細設定
WordPressならではのマイナス要素(例えばURL上不要なパーマリンク等)を払拭し、各運用ルール(URLやtitle、meta等の各種タグ命名規則等)を決定します。さらにサイト種別に合わせて構造化データをマークアップしたり、ページネーションタグを設定したりします。
記事作成マニュアル策定
WordPressにおける記事作成時のマニュアル(固定ページ&投稿ページ)を添え、注意事項や各種プラグインの更新のしかた等、勉強会を行えば終了です。
あとは要件に合わせて運用代行を行ったり、PHPのところまでレクチャーしたり等、色々とオーダーメイドに対応しています。
本当は廉価でサイト構築できる
ざっくりですが、以上でサイトの基盤が出来上がります。コンテンツの入れ込みやライティングまで含めると時間とお金がかかりますが、それ以外であれば意外と短期且つ廉価で構築できるものです。といいますか、WordPressを活用しているとはいえ、効果的なサイト構築が20万円なら結構安いと思いますので是非!(笑)
まぁ「早い」「安い」「旨い」系のサイト構築にはもってこいですね(笑)。