生き残る事業の概念

インターネット業界で働き方を追求することは非常に重要ですし、誰しも様々な新規事業や安定化するインターネットビジネスを考えていることだと思います。もちろん私も日々考えています。しかしながら、インターネット業界が活性化し始めてから15年程度しかまだ経っていません。また15年前に今のインターネット業界がこうなることも予想できなかったことだと思います。

そう考えますと、これから20年先(もしくは自分の引退)まで安定収益が考えられるビジネスを構築すること自体がそもそも考えにくいことではないかと思ってしまいます。

今回はそんな中でもインターネット業界で安定して考えられそうな…残っていくであろう概念について、私なりにいくつか挙げさせていただきます。

増加するような

マネタイズよりも市場動態を捉える

インターネットビジネスを構築する上で、向こう2,3年は新規事業を考えられるかもしれませんが、普遍的なビジネスは難しいと思います。そういう場合はインターネット市場として残っていく概念を固定化しておくと良いと思います。

SEO概念

Googleや検索結果からサイトを探すユーザー行動がどこまで続くかは分かりませんが、SEOという施策ではなく検索順位が向上するようなサイトはやはり”良いサイト”であるという概念から、サイト制作する上で気を付けるべきポイントはSEO概念であり続けるのかなぁと考えています。ユーザーのことだけを考えてサイトを制作することは良いことですが、クローラビリティ性の高い(クローラーに風通しの良い)サイトはやはり良いサイトであるため、検索順位はサイトの良し悪しの評価軸にはなり続けるのではないかと考えています。

マネタイズとして、SEOコンサルティング会社がいつまでもあり続けるとは思えませんが、構文上のチェックだけではなく何かしらサイトを評価・進言する第3者はあり続けるとは思います。

メディア概念

いわゆるブランドです。メディアというものはセグメントは進みこそすれ、いつまでも編集力は重要だと思います。従ってメディアという概念は残り続けると私は考えています。但し、メディアというのが今存在しているようなメディアとは限りません。法人の企業サイトがメディア化したり、個人ブログがメディア化することだってあります。つまりどういう形になるか分からずともメディアはあるということです。

ちなみに、メディアにおけるマネタイズは安定しないと思います。
広告収益は勿論のこと、メディア運営において現状考えられるマネタイズは必ずしも長期的なビジネスには成り得ないということです。もしかしたら広告の無いアプリだけがメディア化していくことだって考えられます。大事なのはどんなマネタイズの形になろうとも、メディアというブランドを形成しておくことで、市場がどう変容しようともマネタイズ機会は創出し得るということです。どういう形の事業が主流化しようとも、メディアというブランドが立っていればいつだって新規市場に参入することができます。

メディアをメディアたらしめるものは編集力(=コンテンツ力)です。もし今時間に余裕があるのであれば、その時間を活用し常に良質なコンテンツを増加し続けるのが良いでしょう。こればっかりは時間や手間暇がかかるので、今のうちに担保しておくことで、いざという時に助けになります。

C2C概念

Consumer to Consumerですね。ユーザー間のコミュニケーションです。SNSと記載せずに敢えてC2Cとしたのは、飽くまでユーザー同士のコミュニケーションであり、ソーシャルネットワーク”サービス”が残るとは限らないと判断したからです。私が思うインターネットならではの良さとして一番大きいと感じるのは、テレビやラジオ、新聞、雑誌等には無い、双方向コミュニケーションがインターネットではリアルタイムに可能という点です。そして、同じ立場同士の人間は意見交換したがるものなので、C2Cはあり続けるのではないかと考えています。

そこにビジネス機会が引き続きあるかどうかは分かりませんが、場を提供することは重要だと考えています。

新規ビジネスを考える時は

すみません。つらつらと取り留めもなく書いてしまいましたが、私がインターネットにおいて新規ビジネスを考える上で念頭に置いていることが上記の通りです。
もう一度おさらいしますと、

  • SEO概念で作成するサイトは良いこと
  • メディア(ブランド)を意識すること
  • C2Cはあり続けること

です。

大したお話ではありませんが、是非新規ビジネスの際はお含みおきくださいませ。

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