日本では、夏休み明けの学生による自殺が多いらしく、親に対して注意喚起していました。世界的には9月10日が世界自殺予防デーとのことで、それに向けてFacebookがツール紹介を改めてしていますので、その内容をご紹介します。
Facebookの取り組み
Facebookといえば、実名で実際の友達と繋がっているケースが多いです。もちろんその繋がりの中には家族が入っているケースも多いと思います。そんなFacebookでは常時、いじめや自殺を予防するためのオンラインサポート機能を設けています。周りが気付いてあげることで、しかるべきアドバイスや団体への相談を積極的に促すコンテンツとなっています。
そして、9月10日の世界自殺予防デーに向けて、今一度Facebookが警鐘を鳴らすとともに、しかるべきコミュニケーションを提言してくれています。
このような連絡をくれた利用者には、困っている友達と話しやすくなるようなメッセージを提案しています。また、自殺をほのめかしている利用者に対しては、各国や各地域におけるヘルプラインの情報や、他の支援情報もあわせて提供しており、日本では一般社団法人日本いのちの電話連盟や特定非営利活動法人 国際ビフレンダーズ 東京自殺防止センターと協力して取り組んでいます。
SNSいじめがあるからこそ
私は、いじめや自殺とは無縁な少年時代を過ごしてきましたので、正直そういう気持ちを身を以て理解することは出来ていません。当然起こるべき心理状況から、いじめられっ子や自殺志願者の気持ちを想像することしかできません。そして、私の少年時代にはSNSも無ければ既読スルーという言葉もありませんでした。
しかし、今はSNS内でもいじめがあるだけでなく、それが原因で自殺する子もいるような時代。私の年代からすれば陰湿なイメージもありますが、今の時代ではそれを陰湿という言葉では片付けられないほど日常化しているわけです。そういうSNSであるからこそ、SNS側で出来ることとして取り組んでいるFacebookは立派ですね。
せっかくですのでこれを機に、皆さまもFacebookだけでなく様々なメディアや現実で繋がっている友人や家族に目を向けて、様子を窺ってみてはいかがでしょうか。