Googleは米国現地時間6月12日、Google Search Conosleにおける動画ページのインデックスレポートに関して、インデックスに不具合が起こった場合、ざっくり指摘するのではなく、具体的に指摘することが出来るようになったと、Search Central Blogにて発表しました。既に日本語版も出ているので簡単にご紹介しておきたいと思います。
どういうこと?
Google Search Consoleでは、動画掲載しているページ(例:YouTubeの動画を埋め込んだりしているページ。Googleがその動画をメインコンテンツであると認識したページを動画ページと定義しています)のインデックス状況をレポートで確認することが出来ます。そのインデックス状況について不具合が起こっている場合のエラー指摘内容が「ページ上で視認性の高い動画は検出されませんでした」という記述だけでした。しかしこの度、どう視認性が低いかを具体的に3つに分けて指摘してくれるようになったという話です。
上絵のグラフにおける注釈を見る限り(棒グラフの③の箇所が6月12日で、その時点から指摘されているため)、Googleの発表のタイミングから既に詳細の指摘をしてくれるようになっていることが分かります。
- 動画がビューポートの外側にあります:動画全体がページのレンダリング可能領域内にあり、そのページの読み込み時に表示されるよう動画の位置を変更します。
- 動画が小さすぎます:動画の高さを140ピクセルより大きくするか、動画の幅を140ピクセルより大きくしてページ幅の3分の1以上にします。
- 動画の高さが高すぎます:動画の高さを小さくして1,080ピクセル未満にします。
引用)Search Central Blogより一部抜粋
動画ページとは
ちなみに「動画ページかどうかに関しては、どうやって判断するの?」という質問もありそうですので、ご紹介しておきます。Search Consoleヘルプにある「動画のインデックス登録レポート」にあるように、Googleが認識しインデックスした動画を含むページを動画ページとしてインデックスするとのことです。平たく言えば、Googleがクロールして「動画あるね」と分かっていても「インデックスするに値しないね」と判断しインデックスしなければ、動画ページとしてインデックスされません。むしろ「動画あるね」と分かっていても「インデックスするに値しないね」と判断された動画ページは動画ページのエラーとして報告されます。
- サイト上のインデックス登録済みページのうち、Googleがインデックスに登録した動画を含むページの数(およびインデックス登録済みの動画の詳細)。
- サイト上のインデックス登録済みページのうち、動画を1つ以上含んでいるが、Googleがどの動画もインデックスに登録できなかったページの数(およびその理由)。
このレポートでは、(非常に限られた条件*がサイトにあてはまらない限り)サイト上の個別の動画の数は表示されません。
引用)Search Central Blogより一部抜粋
今後は皆さまも(普通に考えれば)動画紹介ページも増えてくると思いますので、ご注意ください。