Search Consoleの検索アナリティクスを見ているうちになんとなく気付きがございましたので、ふわふわメモ程度に記載しておきます。
サイトリンクとは
サイトリンクとは、検索結果においてユーザーに役立つとGoogleが判断した場合、自動的に出現する小さい検索結果(スニペットと呼ぶには語弊があると思います)です。検索クエリに対して出現するサイトの親和性が強固の場合、2~10個(ページ分)表示されます。親和性が高い場合ですので、サイト名検索(指名クエリ)やNavigational Queryの際に出現することが多いです。また1行しか出ない、更に小さいサイトリンクのことをワンライン・サイトリンクと言います。
ちなみに、Search Consoleから下げたいサイトリンク(対象ページ)を指定することは出来ますが、出現させたいサイトリンク(対象ページ)を指定することは現在できません。
(参照:サイトリンク – Search Console ヘルプ)
サイトリンクに選出されるページとは
100%ではございませんし、多少のズレはありますが、仕組みとしましては「(検索クエリ)△site:ドメイン名」での検索結果順に選出されやすい傾向があります。サイトリンク左側から縦に1,2,3番目…といった順で並びやすいです。逆にサイトリンク化させたいページがあれば、サイトリンクが出現する検索クエリにおいて親和性を高めるような施策(≒SEO)を行えば出現させやすくなると考えられます。
意外とクリックされるサイトリンク
私の方で、いくつかのサイトにおけるサイト名で検索した場合の流入ページがどれくらいあるか検証してみました。Search Consoleの検索アナリティクスを使い、サイト名クエリでフィルタリングした際の直近1ヶ月における流入ページ数を数えたところ、以下ジャンルのサイトでそれぞれの数値が確認できました。
結構、色々なページに推移していることが分かります。勿論、サイトリンクはだいたい6つ程度ですので、1ヶ月間のうちにかなり入れ替わっていることも推察できますよね。
ちなみに私が調べた上記4サイトに関しましては、意外と多い数値としまして「ご契約者様のページ」や「マイページ」がございました。ご契約者様やマイページって…既存顧客ですよね。つまりリピーターが多いのです。
恐らくブックマークやお気に入りに入れておくのではなく、面倒だから”都度検索&サイトリンクから訪問”という流入動態なのだと思います。一般ユーザーの検索癖というのもここまで来ているのでしょう(笑)。
上手いやり方はあるか
単純に分析や検証上、リピーターに対して”都度検索&サイトリンクから訪問”が妨げになるようでしたら、Search Consoleのサイトリンク項目から対象ページを下げる作業を行えば良いと思います。新規検索ユーザーに対しての機会を増やしたいという目論見もあるはずです。また、代わりにどんなページがサイトリンク化してくるかは(前述の通り)ある程度予想できると思います。
ちなみに、エンゲージメント指数検証の一環として指名クエリの検索数やクリック数をベンチマークしているケースもあると思います。その場合には目的に合わせてサイトリンクを調整してみるのも面白いかもしれません。
是非、色々試しながらSearch Consoleの結果と照合しPDCAを回してみてください。