Google Search Consoleにおける検索パフォーマンスレポートの項目で[検索での見え方]という欄があります。Googleは米国現地時間5月25日、この中にある[リッチリザルト]という表示に関して、7月31日をもって終了すると発表しました。[検索での見え方]欄内ではもともと項目数が少なく、[リッチリザルト]という項目名にあらゆるリッチリザルト内容が含まれていましたが、今ではその内容が全て細分化して項目化されるようになったので、それまでまとめて表示していた[リッチリザルト]が無くなるだけです。
急に無くなって不安にならないために
今回の[検索での見え方]における[リッチリザルト]表示の廃止に関しては、「リッチリザルトの項目の内訳となるリッチリザルトも全て表示対象になっているので、今更ざっくりまとめた[リッチリザルト]という項目なんて不要だろう」ということだと考えられます。ただ、いきなり[リッチリザルト]という項目が表示されなくなったことにより、サイトオーナーが混乱する可能性もあるのでGoogleは公表したのではないでしょうか。
Search Console内[検索での見え方]で横断的[リッチリザルト]表示が終了
ここ数年、GoogleはSearch Consoleのパフォーマンスレポートで、[検索での見え方]欄にリッチリザルトの種類単位で内訳を追加してきました。現在では、19種類の[検索での見え方]がサポートされており、サイトオーナーがGoogle検索で自分のWebサイトのパフォーマンスを理解できるようになっています。
数年前、Googleは[リッチリザルト]を一括りにする[検索での見え方]の項目を作成し、Search Console上に独立した項目として存在しないものを含め、複数のリッチリザルトを一括りに表示しました。現在では、イベント、FAQ、HowToなど、沢山の独自リッチリザルトの項目があるため、今までまとめていた[リッチリザルト]項目はもう不要だと判断しました。
さらに、リッチリザルトはそれぞれの種類毎に見え方や使われ方が全く異なるため、データを一括りにグループ化することは得策ではないと考えています。そのため、[リッチリザルト]という一括りにしていた項目を[検索での見え方]から無くすことを決めました。
・今回の[検索での見え方]内での表示の廃止は、皆様のトラフィックに影響を与えるものではなく、ただのレポート表示変更に過ぎません。
・2021年8月1日までは今回の[検索での見え方]表示のサポートを継続します。以降はSearch ConsoleやAPIで確認できなくなります。
Googleでは、Search Consoleにさらなる新しいリッチリザルトを追加すべく注力し続け、レポートが引き続き皆様の洞察源となることを願っています。
ご質問やご不明な点がございましたら、Google Search Central CommunityまたはTwitterでお問い合わせください。
引用)Search Central Blogより和訳
何にも変わりません
今の[検索での見え方]のリッチリザルト表示に関しては「何のリッチリザルトか」が分かるようになっているので、単純に[リッチリザルト]という項目が不要になったという話ですね。どうしても知りたければ全てのリッチリザルト計の数字を足せば良いだけです。
まぁ、そもそもただの[リッチリザルト]項目を見ても何も分からないので従来通りに使い、気にする必要もないでしょう。