モバイルフレンドリーアルゴリズムも落ち着き、ゴールデンウィークだ!…なんて寛いでいられません(笑)。Googleのアルゴリズムに大型連休なんてなさそうです…。ここ数日間で順位変動が全体的に激しかったようです。
確かに検索順位に変化が
確かに私がウォッチしているキーワードでも5月2日~4日にかけて順位変動が激しかったようです。パンダやドアウェイのアップデートかな、とも思いましたが、公式な発表は無いようですし無責任な発言はできません。ですが、私が見たキーワードにおける検索順位の変動から以下の考察を仮説中です。
検索結果の多様性に変化
Informational Query、もしくは(Informational QueryともTransactional Queryとも言い難い)微妙な検索クエリにおいて、QDD(Query Deserves Diversity:検索結果の多様性)の変化が見受けられました。
私は検索トップ10のサイトを席決めして分析したりしています。Wikipediaや公的機関、メディアのようなサイトだったり、商業サイトだったり、ブログだったり、SNSだったり…とグルーピングされた席が用意されている検索クエリもありまして、「商業サイトがトップ10に入るには、あと2席しかない」等と考えたりします。それがQDDによるものだと考えているわけです。
しかし今回、そんな席順があった検索クエリのトップ10の中で、今までになかった切り口のサイトが登場したり、今まであったサイトが消えたりしています。例えば3年以上前のYahoo!知恵袋のページがランクインしてきたり、NAVERまとめのページが消えていたり(これは、どこかのブログでも同現象を紹介されていました)、いきなり商業サイト枠が増えたり…。実際私がウォッチしている取引先企業のサイトページがInformational Queryでいきなり14位→7位に登場していました(5月3日現在)。
ただ、Transactional Queryにおける大幅な順位変動は見受けられなかったです。このカテゴリクエリは大抵商業サイトがひしめき合っています。実際SEOを追求しまくっているサイトページがトップ10を占めている検索クエリでは、私が見る限り大幅な動きは無かったです。
とりあえず様子見
検索順位の変動の後にGoogleから公式発表があったりするケースもありますし、何かしらのアップデートが未発表のまま進められていたのかもしれません。公表の無いパンダ・アップデートによるスクレイピング的な副作用?、ドアウェイページ・アップデートによる副作用?、Google側がCGM系のメディアの評価を下げた?、等の見方もできなくはないですが、想定アルゴリズム内におけるただの順位変動だったってことも考えられます。
私はQDDの変化と考えましたが、いずれにしましても、もう少し時間が経てば色々な情報が挙がってくるかもしれませんので今は待ってみましょう。