• Search Consoleのプロパティセット

Search Consoleのプロパティセット

最近、リッチカードの構造化データを導入したりしているGoogleのSearch Consoleですが、この度新しくプロパティセットという機能も実装されましたので、ご紹介します。ここ1,2日で徐々に実装されていくとのことでしたが、ようやく私の管理するSearch Consoleにも登場しました。

サンセット

プロパティセット

Search Consoleのアカウントに登録するサイト(ドメイン単位、ディレクトリ単位等)のことをプロパティと呼んでいますが、このプロパティを複数まとめて検索アナリティクスで一括確認できるという機能です。これはHTTPとHTTPSや、AMP対応有無、www有無等、同じサイトにも関わらずデバイス別は仕様変更に伴って一元管理が出来ない場合等で役に立ちそうです。繰り返しますが、対象は検索アナリティクスの項目のみで、流入クエリやページに関する分析や検証ができるようになります。
プロパティの管理者権限は閲覧権限のみ等に関わらずプロパティセットは出来るようです。

そもそもSearch Consoleではドメインの仕様変更に伴ってプロパティとして新しく登録し直さないといけませんからね。ここ最近でドメインの仕様変更をされたサイト運営者の方には非常に都合の良いサービスですね。

プロパティセット

登録方法

 

他にも使い勝手が

ただ、前述のようにドメイン仕様が異なる場合のみに検索アナリティクスで検証できるか、と考えるとそれだけではないと思います。

例えば同じようなサイトのプロパティ閲覧権限を複数所持していれば、業界動向として全体の検索市場推移も(一定のサイト特性に依存しすぎることなく)分析できるかもしれません。似たようなサイトプロパティを1つのアカウントでいくつも持っていることもサイト運営者としては不自然ですが(なぜ1つの運営サイトとしてまとめない?みたいな…)、様々な運営サイトのプロパティ閲覧権限を付与してもらっているアカウントだったりするとそんなこともできたりしますよね。

つまり、類似するクエリでのSEOを行っている複数のサイトをプロパティセットすれば、クリック数と表示回数とクリック率の推移から、そもそもの業界検索推移が仮説付けられるようになります。正直プロパティ別でも、アナログ的にそれぞれのデータを手動でまとめれば今回のプロパティセット機能と同じ役割は担えますが、時間短縮を考えると、より直感的に手早く分析できるので楽かもしれません。

実際にどんな感じになるかお見せしたいのですが…今私がプロパティセットしているものが↓以下の状況でして…

まだ

意外と時間がかかりそうですので、またの機会にご紹介させていただきます。

※ 追記
ちなみに、プロパティセットを登録してもすぐに検索アナリティクスには反映されません。新規プロパティ登録と同じように、データの読み込み開始までに2,3日かかります。しかも読み込み開始からのデータ取得です。過去のデータは確認できません。
さらに、グラフ等で登録サイト毎に比較できるのかと思っていましたが、通常のプロパティの見え方と同じで、セットの場合はセットしたプロパティの合算値をひとつのプロパティとして閲覧できるだけです。セット内のプロパティ同士を直感的にデータ比較するのはできません。
まぁ…とりあえずってことで今後の改善に期待しましょう…(笑)。

SEOコンサルティング等を行っていると、こういったデータがどんどん蓄積されてきますので、第三者(この場合、Googleとサイト運営者以外)によるセカンドオピニオンとしての実績も増して良いですね(笑)。是非試せる環境をお持ちの方はお試しください。

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